読書202 『国道食堂2nd season』
小路幸也著
神奈川県の小田原から山梨県の甲府に向かう国道沿いにある、通称「国道食堂」
店主が元プロレスラーのそのお店には、さまざまな人が集う。
1stでの人たちの話が、今回は別の人の視点から描かれる。
また、新たに登場する人が、実はあの話の重要な人だったという形で、その後の話が紡がれていく。
高校生のときに父が亡くなり、進学をあきらめた青年。そのときに別れた彼女。
亡くなった上司の妻を支え続けた青年。
事情があって、祖母に引き取られた末に、一人になってしまった高校生。
元夫のDVに苦しめられた女性。
など。
誰かと誰かがどういう風につながっているのか。偶然に偶然が重なって•••。
その偶然の数々に、いちいちうれしくなるのです🤭
今回も店主の十一の人柄が、ますます際立っていました。まるで十一がこれらの偶然を、引き寄せているかのようです。
過去の話の中で、十一がレスリングの仲間たちと、ジョギング中に、自販機の下にいる子猫を助けようと、防犯装置を気にしながら持ち上げるくだりは最高でした🤭
まだ、続きがあればいいな😊
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