読書102 『刑事の慟哭』
『刑事の慟哭』 下村敦史
新宿署の刑事・田村は、本部の方針に反して連続殺人事件の捜査を行い、その結末、真犯人を挙げた。投身自殺した被疑者は免罪だった。
そして、メディアは大騒ぎ。警視庁は面子を潰された。
それ以来、田村は警視庁では厄介者扱いをされている。
OL絞殺遺体が発見されるが、厄介者扱いされている田村は、主軸の捜査からはずされていた。
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裁判員制度についても、知らないことがたくさん書かれていました。
警視庁の田村刑事に対しての嫌がらせが、あまりにも大人気ないんです😓いちいち腹が立ちます。
でも、話の展開にどきどきして、一つ一つの動きが心にしみました。
全く先が読めず、とてもおもしろかったです。
印象に残ったところは、田村刑事の相棒への行動です。
たとえ「巻き込むから」という意図があっても、嘘をつかれたら余計にかなしいです🥹
私だったら、ちゃんと言ってほしい。ずっとモヤモヤを引きずらないといけなくなります。
おすすめポイントは、田村刑事の人柄ですかね。
不器用すぎて「いや、そうじゃないでしょー」と、イライラするところ数カ所🤭
「そこまで卑下しなくても・・・」と、思いますが、すこぶる優秀な方なんです。
田村刑事は、下村さんの作品の『叛徒』にも登場されているようです。
下村作品は、二作くらいしか読んでいませんが、話の流れ方やキャラクターの設定などが好きなので、続けて読んでいきたいです。
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