読書121 『ついでにジェントルメン』
柚木麻子著
•編集者にいつもダム出しされる新人作家。
そんなある日、出版社の菊池寛の銅像に話しかけて来て•••。
•ベストセラー作家が、舞台になったホテルを訪れるが•••。
•女性専用車両に乗り込んだ男性は、異世界に飛ばされてしまう。
•会員制の鮨屋に、乳児を抱いた女性が予約なしに入って•••。
•友人に勧められて、美容整形クリニックを訪れた女性が、待合室で読んだ児童文学全集に心を動かされる。
•クズ夫から逃げ出した私を、義父が追って来て•••。
•1931年。カフェーと菊池寛。
わかるし、刺さります。
世界の見方が、ちょっとだけ変わる7つの物語です。(公開されているあらすじ)
一瞬、戸惑ってしまう行動を取りますが、それはそれで世界が広がっています。
何が正解なのか、わからなくなります。
凝り固まった常識の見方から、少し外れたような。でも、誰もがきっと心の中に持っている。ユーモアを交えながら、ほんの少しだけ背中を押してくれるようなお話でした。
最初と最後に菊池寛が出てくるところもおもしろかったです。
菊池寛が創設した出版社や、賞に関係しているみたいです🤭
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