読書161 『ハルさん』
藤野恵美著
人形作家のハルさんと、1人娘のふうちゃん。奥さんの瑠璃子さんは亡くなったけど、いつもハルさんとふうちゃんのことを見守ってくれている。
ふうちゃんが幼稚園のとき。
お弁当の玉子焼きを失敗してしまったハルさん。友だちのお弁当の玉子焼きがなくなって「ふうちゃんが取った」と言われて、ケンカをしたらしい。
ハルさんは「ぼくが失敗したからだ」と、責任を感じてしまうが・・・。
ふうちゃんを育てる中には、不審者情報、いじめ、受験など、ハルさんの心配はたえませんが、その心配には先があって、そして真相につながります。
そんなハルさんの想いと、ふうちゃんの幼稚園、小学校、中学校、高校、大学での出来事が綴られています。
中学生のときから、ふうちゃんはハルさんに、少しよそよそしくなり、さみしくなりますが・・・。
童話作家の藤野恵美さんのお話です。
ハルさんの心配はとてもよくわかるし、ふうちゃんの気持ちも考えることがたくさんあります。
やさしくてあたたかい、素敵なお話でした。
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