心のスイッチを入れる(朝ジョギングして気づいたこと)
小1の娘が大好きな詩がある。東井義男の『心のスイッチ』で、何度も朝から音読しており、今では家族の前で諳んじている。ここで詩の全文を紹介しよう。
「心のスイッチ」 東井義男
人間の目はふしぎな目
見ようという心がなかったら
見ていても見えない
人間の耳はふしぎな耳
聞こうといういう心がなかったら
聞いていても聞こえない
頭もそうだ
はじめからよい頭
わるい頭の区別があるのではないようだ
「よし、やるぞ!」と
心のスイッチがはいると
頭も
すばらしいはたらきをしはじめる
心のスイッチが人間を
つまらなくもし
すばらしくもしていく
電灯のスイッチが
家の中を明るくもし 暗くもするように
私も今朝、ジョギングしているときに同じ体験をした。
走りながら、この詩のことが思い浮かび、「よし、心のスイッチを開いてみよう」と思った。
その途端、目の前にある建物が目に入った。私が購読している新聞を配達してくれている新聞販売店ではないか。
毎朝夕の新聞の配達以外にも、旅行で不在のとき、新聞を一時止めるのに対応してくれたり、キャンペーングッズを貰ったりした販売店はここにあったんだと初めて気づいた。今までのランニングコースで目に入らなかったのは、見ようという心がなかったからだろう。
そして、アイデアの出し方も、基本的に同じことなんだと、気づかされた。まず、アイデアを探そうと心のスイッチを入れると、あるとき、偶然に『あるもの』と遭遇する。
その目に飛び込んできた『あるもの』が自分が探し求めていたアイデアのヒントにつながる(リンクする)と直感的に気づくことで、新しいアイデアが生まれてくるのではないだろうか。
自分の想念が最初にあって、今まで気づかなかったいろいろなものが目に飛び込んでくる。自分の夢や願いをいつも意識することで、「幸運の女神」が微笑み、新たなイノベーションやアイデアが生まれるのだろう。
昔から「思考は現実化する」とよく言われるが、自分で体感した貴重な朝の発見でした。
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