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iphoneのノートにて #1

今年一の寒波


明日今年一の寒波がくるとニュースで報道されていた。これが昔だったら大騒ぎなんだろうななんて考えていた。明日の天気いや、1週間先の天気すらわかるようになった今の時代なのにいまだになぜ僕を君が振ったかだけはわからないまま。

春を歌にした


冬の寒さに隠れていた植物が芽を出す。寒さで部屋の中に隠れていた人々も顔を出す。それとともに街に流れていた静寂な空気も取り払われ街と人の顔には明るさが灯る。布団に篭る時間が短くなる。窓から新たな門出に胸を高鳴らせた笑顔達を眺める。恋しかった暖かさは自分の敵になり、また春の暖かさから取り残されたのは自分だけになった気がした。

酔い朝


酔い潰れた翌日、目を覚ますとそこは見慣れた天井と毛布の匂い、鼻から昨日の浴びるように飲んだアルコールの香りが鼻から抜ける。カーテンの隙間から刺した光が眩しい、本能的に自分の部屋が好きだと気づく良い朝だ。

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