これぞビフテキ 湖畔のランバーハウス
A5ランクの米沢牛を山形の産地で味わったことがある。
たしかに柔らかくうまかったが、
これなら大沼牛も負けていないな、と。
冬ともなれば、山頂からふもとまで
ノンストップで2本ほど滑って
大沼のスキー場をあとに、
湖畔の雪にうもれた丸太小屋、
ランバーハウスに急ぐ。
そこで、地元産の大沼牛のビフテキに
食らいつくのだ。
素材の旨味、
甘みをひきだした
シンプルな
ここのステーキ。
米沢牛にくらべて歯ごたえがある。
肉を食べている実感がある。
肉のうまさは、等級だけではないと思っている。
オーナー自ら組みあげた
丸太小屋に通って30年あまり。
このところ、スキーで4キロほどを
一気に滑り下りる元気もどこへやら。
森のなかの一軒家・ランバーにたむろし、
そこにながれる空気を楽しんでいる。
頭が赤く大柄なクラゲラに出会ったことがある。
なんと丸太小屋をリズミカルに
ドラミング、よくひびく。
だが、カメラにはピントぼけのクマゲラ。
なかなか姿を見かけない天然記念物に興奮したのだ。
自然のなかの年輪をかさねた小屋、
素朴で美味いビフテキ、
夫婦とも赤ワインが好きで、
今もちょこっとセクシーな奥さん。
なにも変わらない素敵と味わいがここにある。
○ 30日間、毎日投稿してきました。
この後は、随時、投稿に切り替えます。
その折にも覘いていただければ幸いです。