見出し画像

弱者のブランディング入門 第5回 「弱みを強みに変える方法。0-1フェーズで何をしたら良いか悩む人へ」

こんにちは、Takこと佐藤貴浩です。
これまでの記事では、僕が会社を潰してから再起し、小さな規模でもブランディングを成功させる方法をお話ししてきました。
第5回となる今回は、「自分には語るべき領域なんてない」「何をブランディングの軸にしたらいいのかわからない」と悩んでいる方へ、強みと弱みをどう活かすかをお話ししたいと思います。

「語るべき領域」がないという悩み

よく耳にするのが、「自分には人に語る資格なんてない」「特別なスキルや経験がない」という声です。これに対する僕の答えはシンプルです。
“強み”はつくるもの
そして、“弱み”は転じて強みになる可能性を秘めているもの。

例えば、僕の場合、会社を潰し、自己破産し、病気で倒れ、家族とも離れ離れになるというマイナスのどん底を経験しました。それでも、そのマイナスの経験を乗り越えたことこそが、僕が今語れる領域です。
つまり、どんなマイナスも、それをどう捉え直し、行動するかで大きな「価値」に変わるのです。

「強み」は最初からあるものではない

強みというと、「特別な才能」や「他人より秀でたスキル」を想像するかもしれません。しかし、それだけが強みではありません。むしろ、強みは“育てる”ものです。

次のポイントを意識してください。

1. 実績は、小さな行動の積み重ねから生まれる

人は「実績」に心を動かされます。
でも、その実績は大成功である必要はありません。
「25kgのダイエットを成功させた」「苦手だった英語を克服してTOEICの点数を上げた」など、小さな成果の積み重ねが、やがて語る資格を生む実績になります。

2. 「弱み」をコンテンツにする

実績がない人こそ、自分の「弱み」や「マイナス」を活かしてください。
それを克服する過程そのものが、あなたのブランディングになります。
たとえば、僕は「失敗から立ち直る方法」を発信し続けることで、共感を得ました。
弱みを克服する過程を見せることが、他の人にはできない、あなただけの魅力になります。

3. 逆算して考える

語れる領域がまだないと感じる場合、まずは自分が目指す姿を明確にし、そのために必要なステップを逆算しましょう。
資格を取る、知識を増やす、経験を積むなど、小さくても着実な一歩を積み重ねてください。

普通では誰も振り向かない

世の中にはたくさんの情報やコンテンツが溢れています。
その中で人の目に留まるには、普通を超えた「何か」が必要です。
これは「成功」だけでなく、「挑戦」や「克服」でも同じです。
突き抜けているものに人は魅力を感じます。
例えば、それが「挫折からの復活」であれ、「何年もかけて掴んだ成功」であれ、その過程にドラマがある人を人は応援したくなるのです。

最初の一歩を踏み出すための行動指針

では、具体的に何をすればいいのでしょうか?以下の3つを試してみてください。

1. 自分の過去を振り返る

今まで経験した困難や挫折、成功体験を洗い出してみてください。
それがどんなに小さなことであっても、実は誰かの役に立つ可能性があります。

2. 行動して小さな成果を積む

迷っている時間があれば、小さくても行動に移しましょう。
例えば、ブログを書く、SNSで発信する、無料でサービスを提供してフィードバックをもらうなど、今すぐできることを始めてください。

3. 弱みを強みに変えるプロセスを見せる

あなたが今抱えている課題やコンプレックスを、隠すのではなくオープンにしましょう。
それをどう克服していくのかを発信することで、同じ悩みを持つ人の共感を得られます。

最後に

諦めずに!あなたの強みは必ずあります。

ブランディングのスタート地点は、「自分の価値」を見出すことにあります。そして、その価値は「何もない」から始まることがほとんどです。
強みは、さらに磨けばもっと強みに。
弱みも、乗り越えた先に「あなたにしか語れない物語」を生みます。

何もないと感じるその場所こそが、実はあなたの可能性の入り口なのです。

どうか恐れず、まずは一歩を踏み出してください。そして、その歩みを発信することで、あなたの強みが必ず人を惹きつける力となるでしょう。

Tak(貴)

僕が挑戦しているブランドです。


合わせて読むと理解が深まる記事

いいなと思ったら応援しよう!