ロジ!ロジ!ロジ!
“メガバンクとメガベンチャーの経営企画で学んだ99のこと“その4
ロジ、すなわちロジスティクス(Logistics)というと普通は物流、歴史好きの人だと兵站といった言葉を連想するかと思う。
企画仕事でロジというと、“段取り“という意味に近く、広義ではプロジェクトを進める上で、何をどのようにいつまでに誰と仕切って進めるのか(いわゆる5W1H的な)を指しており、狭義では組織としての意思決定を行う会議の設営を主に指す。すなわち、
会議の参加者決定(誰までが出席者で陪席者をどうするのか等も含む)、日程調整、場所の確保、アジェンダの確定、資料の作成・配布、当日の疑似進行、議事録の作成・共有、等を指す。
結論からいえば、企画仕事はこのロジが極めて重要で、ロジができなければ企画仕事はできないし、ロジがうまい人はほぼほぼ企画仕事も上手だ。
言い換えれば、段取りが全て、となる。
営業部店から企画仕事に配属になると、それまでの営業KPIを追う生活から、突然会議設営に追われることになる。この違いに戸惑う人、やる気を失う人も多い。
しかし、ロジを任されるというのは、企画仕事の極めて重要な部分を任されているということなのだ。
結局のところ、企画の仕事は組織としての意思決定を行い、そのプロセスを管理することが大部分を占める。
そして、組織として意思決定するには、前の記事にも書いたが、書面による稟議書方式か、会議体(企画人間はこの“カイギタイ“という謎の言葉を使いたがる笑)での決定方式の大きく二つとなる。
そして、ロジを考え抜くことが、どの会議体でどのように意思決定をスムーズに行うかを考えることにつながるのだ。
この一連のロジのアイテムは、考えるとそれぞれ非常に奥深いのだが、それはまた別の記事で述べたい。
ロジ!ロジ!ロジ!
企画仕事に配属になった全ての人にこの言葉を贈りたい。