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Factと私見

“メガバンクとメガベンチャーの経営企画で学んだ99のこと“その5

資料やプレゼンテーション作成において、大事なのはオーディエンス・読者の立場に立つこと

経営企画でのオーディエンスというのは、基本的には会社のExecutive、すなわち意思決定をする立場にいる人々である。

では、Executiveの立場に立った時に重要なのは?

それは意思決定をする、決断をするために必要十分な材料を得ることである。

従って、資料やプレゼンテーションは、1) 課題→ 2) 課題を取り巻く状況→ 3) 取りうるオプション整理→ 4) 分析に基づくレコメン (Optional: → 5) Next Step)という構成を取るのが基本だ。

この時に企画素人がやりがちなのが、2)や3)の部分に私見を持ち込んでしまうことである。

そうするとたちまちExecutiveから、“君の意見はいいから、事実を教えてくれ"や“事実と私見を混ぜないでくれ"というお叱りを受ける。

意思決定者の立場からすると、バイアスのかかった情報をinputされて、間違った判断を下すのが何よりも怖いのだ。この点をなかなか企画素人はわからなかったりするのである。

これは私見だが、大学でしっかり勉強してこなかった人にその傾向が強い。すなわち、科学的な仮説検証プロセスを理解していない人だ。(これについては別途“宇多田ヒカル太もも仮説“という記事にまとめたい)

閑話休題。
なかなか相手の立場に立つというのは言うは易し行うは難しだが、心がけとして大事にしていただきたい。(かくいう私もこのNoteの読者の立場に立てているのか甚だ不安である・・・)

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