レジュメの書き方:5000人以上の職務経歴書を見てきた僕が、「こうすればいいのに」と思っていることをまとめてみた【元人事/現役転職エージェント】
転職活動の第一関門ともいえる職務経歴書ですが、僕は求職者からよくこんな相談を受けます。
実績やアピールできることがないんですが…
経歴におもしろみがありません…
書かないほうがいいことってあるんですか?
そもそも書きはじめる前から悩んでいる方がめちゃくちゃ多い。
面談時ではとてもうまく伝えてくれているのに、職務経歴書にまったく反映されていない…と悲しくなることも度々あります。
そこで今回は、元人事で現在は転職エージェントの代表を務める僕が、職務経歴書のポイントを具体的に解説します。
少なくとも多分5000人以上の経歴書を見てきたので、「これだけは絶対に押さえてほしい!」といったリアルなお話ができると思います。
職務経歴書は何がなんでも「数字」で書く
まず、職務経歴書は「数字=定量的に書くこと」が必須です!!!
数字は、どんな人にも伝わる共通言語。
例えば、「営業としてMVPをとりました」とだけ伝えられても、採用担当者からすると「へぇ…それはすごい…のか…?」「なんか盛って書いているのでは?」となるのが正直なところ。
でも、それが「営業担当が600人いる中で通期で1位を獲得しました」と言われると、事実としては同じでも、よりイメージが湧く&説得力がアップします。
だから経歴を書くときは、必ず数字→プロセスの順で書くことを忘れないでください。
…という言葉もよく聞きますが、実は数字にできる要素ってたくさんあるんです。
ご自身の経歴を振り返り、ぜひ数字へ書き換えてみてください。
“伝わる”職務経歴書の書き方
「5W1H」で整理する
職務経歴書は、数字で書くことに加えて、「読みやすさ」が非常に重要です。これまでの実績を数字に書き換えた後は、それを「5W1H」の形で伝えましょう。
数字は見せ方を工夫する
また、「数字に変えられる実績はあるけれど、かえってマイナスの印象を与えそう…」と懸念している人は、見る角度を変えてみてください。
例えば、数字として表せる実績が右肩上がりではなかった場合を考えてみましょう。
一見右肩下がりの数字であっても、達成率や注力ポイントまで書くことで十分アピールポイントになり得るんです。ぜひ1つだけにこだわらず、それをサポートできる数字にも着目してみてください。
ちなみに、以下のように
2022年度:5,800万円
2021年度 :4,500万円
2020年度:4,000万円
数字を羅列しただけの経歴書をたまに見かけるのですが、採用担当者からすると、これは売上実績なのか目標金額なのかさっぱりわかりません。
書くときは「売上実績」とタイトルをつけるなど、「初めて読む人でも理解できるか」を重視することもお忘れなく。
「事実」をベースに具体的に書く
なお、差別化できるほどのすごい実績がない場合は、担当した業務について数字情報を上手く活用しながら具体的に書くことを意識してみてください。
請求書作成や顧客電話対応などは、書けるならば「数値化する」のがベストです。
こうやってまとめることで、誰でも経歴を数字にしてアピールできます。
職務経歴書で使えるお役立ちTips
最後に、職務経歴書を作成するときに役立つTipsをお伝えします。
①自己PRで人柄をアピールするのはマイナス
ぶっちゃけ、書類選考の時点で「人柄」はあまり重視されません。よくこんな経歴書を見かけるのですが、かえって逆効果になっちゃいます。
見られるのはあくまでも「スキル」。文章だけではその人の性格の本質までは見抜けないので、それを見るために書類選考の後に面接があります。
だからこそ、職歴書は「文字で証明したほうが伝わりやすいこと」だけを意識して書くのが大事。それが先ほどもお伝えした、「経験とスキルを数字で書くこと」につながります。
②「証明写真は合否には関係ない」はウソです
そして、よく転職者の方から「履歴書の写真ってないとだめですか?」と聞かれるんですが………………
この質問だけは絶対にやめてほしいです!!
証明写真は合否に関係ない論もたまに見かけますが、文字でしか判断できない経歴書において、「視覚から入ってくる情報があなたのほぼすべて」とも言えます(経歴書から声がでてきたり、動きがついていたりするなら別だけどね)。
「証明写真は不要」などと企業から特別な指示がない限りは、必ず貼りましょう。
ただ、わざわざ写真屋さんに行かなくても、自宅で撮影しても大丈夫です!
何度でも撮り直しができて、すぐに印刷可能な『履歴書カメラ』というアプリがおすすめ◎プロに頼まずとも、簡単に綺麗に撮影できます。
自撮りするコツは、『証明写真をスマホ自撮りできれいに撮影するコツ、印刷方法などを詳しく解説』でわかりやすく説明されているのでご参考までに。
1分でも“確実に伝わる”職務経歴書に!
職務経歴書を読む人って、みなさんが思っている以上に時間がありません。
そこまで忙しいと思ってなかった僕でさえも、人事時代は1日に面接を何件も担当して、書類選考は30名以上も見て、さらには社内業務やミーティングもして…と過密スケジュールで動いていました。
だから、転職者は「書類を見てもらえるのは1分もないんだ」くらいのマインドで、どう書けば読みやすいか、相手のことを考えて職務履歴書を作成してみてください。
何度もしつこいですが、そのために大事なのは「数字で書く」ことです。
まずはご自身の経歴を棚卸して、数字に書き換えてから職務経歴書の作成をスタートしてみてください!
今日もお読みいただきありがとうございました。
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