黄明志(Namewee)『吉隆坡下雪 Snowing In KL』解説【歌詞和訳/ピンイン付】
ちょこっと解説
2010年に発表された、黄明志には珍しい王道スタイルのバラード曲。感傷的になった心が見せるクアラルンプール(KL)の姿を、対比を織り交ぜながら「雪」をテーマに表現している。失恋ソングかと思いきや、異国の地で働く労働者の辛苦を描いた歌でもある。
ちなみにクアラルンプールは一年を通して温暖で、冬でも20度を下回ることはないため、雪は降らない。
ライブ版
初の世界ツアーマレーシア公演で、凱旋した黄明志とファンとの触れ合いが微笑ましいライブ版がこちら↓
和訳・ピンイン付き歌詞
吉隆坡下雪 Snowing In KL
作詞・作曲/黃明志
リリース/2010年
収録アルバム/好好嘢 Ho Ho Yeah、亞洲通緝 Asia Most Wanted
上段:中文歌詞
下段:日本語訳
在高樓之間 空氣忽然冷卻
ビルに囲まれ 空気が突然冷たくなる
散落一地的是幸福的碎片
地面に散らばるのは幸せのかけら
在城市裡面 我被熱鬧凸顯
都会の喧騒は 僕を一層浮かび上がらせた
凍僵的臉再也撐不起笑靨
凍て付いた顔に笑みはもう戻らない
一個人容易疲倦 睡了寂寞會不見
独りぼっちは疲れやすい 眠ると寂しさはまぎれる
開著音樂 空氣才不會凝結
音楽をかければ もう凍り付くことはない
窗外濕冷的季節 包圍我的房間
外はしんとした冬 僕の部屋を包み込む
我只能 顫抖著閉上 我雙眼
僕は震えながら 目を閉じることしかできない
孤單的夜 連吉隆坡都下雪
孤独な夜 クアラルンプールにも雪が降る
失溫的心 抵抗不了這冬天
冷え切った心は この冬に抗えない
愛不在身邊 牽不到快樂越走越遠
愛はここにはない 幸せは手を伸ばすほど遠くなる
被寂寞奪走 每一天每一夜
寂しさが奪っていった 毎日 毎晩
孤單的夜 連吉隆坡都下雪
孤独な夜 クアラルンプールにも雪が降る
層層堆疊 累積著我的抱怨
僕の恨みがこんこんと降り積もる
冷冷的傷感 不敢觸碰卻不斷蔓延
冷たい悲しみは 触れたくなくても広がってゆく
從指尖慢慢 一直冷 到心的最裡面
指先からゆっくりと そして心の奥に沁み込んだ
一個人容易疲倦 睡了寂寞會不見
独りぼっちは疲れやすい 眠ると寂しさはまぎれる
開著音樂 空氣才不會凝結
音楽をかければ もう凍り付くことはない
窗外濕冷的季節 包圍我的房間
外はしんとした冬 僕の部屋を包み込む
我只能 顫抖著閉上 我雙眼
僕は震えながら 目を閉じることしかできない
孤單的夜 連吉隆坡都下雪
孤独な夜 クアラルンプールにも雪が降る
失溫的心 抵抗不了這冬天
冷え切った心は この冬に抗えない
愛不在身邊 牽不到快樂越走越遠
愛はここにはない 幸せは手を伸ばすほど遠くなる
被寂寞奪走 每一天每一夜
寂しさが奪っていった 毎日 毎晩
孤單的夜 連吉隆坡都下雪
孤独な夜 クアラルンプールにも雪が降る
層層堆疊 累積著我的抱怨
僕の恨みがこんこんと降り積もる
冷冷的傷感 不敢觸碰卻不斷蔓延
冷たい悲しみは 触れたくなくても広がってゆく
從指尖慢慢 一直冷 到心的最裡面
指先からゆっくりと そして心の奥に沁み込んだ
孤單的夜 連吉隆坡都下雪
孤独な夜 クアラルンプールにも雪が降る
失溫的心 抵抗不了這冬天
冷え切った心は この冬に抗えない
愛不在身邊 牽不到快樂越走越遠
愛はここにはない 幸せは手を伸ばすほど遠くなる
被寂寞奪走 每一天每一夜
寂しさが奪っていった 毎日 毎晩
(孤單的夜 連吉隆坡都下雪)
孤独な夜 クアラルンプールにも雪が降る
(層層堆疊) 累積著我的抱怨
僕の恨みがこんこんと降り積もる
冷冷的傷感 不敢觸碰卻不斷蔓延
冷たい悲しみは 触れたくなくても広がってゆく
從指尖慢慢 一直冷 到心的最裡面
指先からゆっくりと そして心の奥に沁み込んだ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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