人生初の演劇鑑賞にソロ参戦するとこんな感じ【霊界ストレイキャッツ】
まともに観たことがなく、演劇ってどんなんだろう?映画とかドラマとかとどう違うのかな?という興味から足を運びました。
近くの劇場でやっていた、劇団MONAの「霊界ストレイキャッツ」という作品を観ましたが、演劇ならではの魅力に出会えました。
作品のあらすじ
地獄の門で働く「三下雑魚」と「天野弱雀」。
名前の通り、彼らは地獄の中でも下っ端中の下っ端です。
ある日、彼らの上司「ゼッペリン」からある仕事を頼まれます。それは、天国に行けることが決まったにも関わらず脱走した「卯月櫻子」を探し出すこと。
地獄内での敵勢力との戦闘に巻き込まれながら、彼らは櫻子を追います。
無事に探し出せるのか?そして、櫻子が脱走してしまった理由とは...?
少年漫画的なバトル要素もあれば、ラストには普通に涙を誘ってきます。
設定も斬新で、それぞれの人物のキャラがわかりやすいのも魅力的でした。役者さんすごい。
今回は"演劇を初めて観て感じたこと"にスポットライトを当てた記事になっていますが、それは間違いなく劇団MONAの方々の実力あってこそです。
「霊界ストレイキャッツ」は終演してしまいましたが、大阪府在住の方はぜひ次回作観に行ってみてください。僕も定期的に観に行きたいと思います!
推しに会いに来ている!
受付で目の前に並んでいた50代くらいの夫婦が、来場者特典を受け取って飛び跳ねるように喜んでいました。
なにやらランダムでもらえるブロマイドの中から、推しが当たったようです。
次に僕が案内された時、スタッフの方から「推しは誰ですか?」と聞かれました。来場者全員に尋ねているよう。
「すみません演劇初めてで、たまたまこの公演見つけて...」と答えましたが、そうして観にくる人は珍しいようです。(一人で来ている人もちらほらで、その場にいづらい感じはなかったですが)
終演後にはキャストからの挨拶、グッズ販売にもキャストが参加していました。
区役所のそばにある小規模な劇場に来ていたからか40代以上に見える観客がほとんどでしたが、
推しに会うのを楽しみにして来ている人がいること、意外にもその文化が一回り二回り上の年代に馴染んでいることが1つ目の発見でした。
表現が詰め込まれた舞台
演劇における「表現」は様々ありました。
お芝居や照明の色と動き、効果音など...
さらに映像作品とは違って肉眼で作品を観ていると、衣装や役者さんの細かい表情と仕草まで自然に注目してしまいました。
映画やアニメだと、構図が頻繁に変わっていきます。
しかし、舞台の上で物語が進むと、各人物がその瞬間何をしているのか「見える」のです。
それに、直接目にしているからこそお芝居にもより強い熱量を感じました。
コロナ禍が明けた時に「やっぱ対面だよな」と思った感覚に似てます。
照明や音響もさすが舞台。画面の何倍も迫力がありました。
映像なら心が動かないであろうところに対して「かっけぇ!」となったり「美しい...」となったり。
同じ尺の同じ話でも、情報の密度において演劇は圧倒的でした。
お芝居や演出をより深く楽しめるのも、演劇の魅力です。
まとめ
映像作品においては、DVDやブルーレイのレンタルショップが衰退して、配信で観るというのが今は主流になっています。
一方対面で観る演劇には、そこでしか感じられない魅力が詰まっていました。
「お芝居に注目して観てみたい」とか「映画やドラマとはなんか違う刺激が欲しい」という人にはぜひおすすめしたいです。
近くでやっている公演、気軽に観に行ってみて下さい!
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