元甲子園球児が思う、高校野球時代にやっておけば良かったこと
高校野球を引退してから長い月日が経ちました。
先日まで開催されていた春の甲子園を見ながら、
ふと、高校野球時代を思い返すと
「もっとああしていれば良かった。」
「あの頃は未熟すぎたなあ。」
と思うことがたくさんあります。
私がそう感じるのは無理もありません。
私は現在、サラリーマン生活の中でビジネスを日々学んでいますが、
そこで得る知識は、高校野球においても必ず役に立つものばかりです。
高校時代にこの知識を学んでいればと少し後悔の念もありますが、
たとえ同じ話を聞いたり、同じ本などを読んだとしても、
高校生の私では全く理解できていなかったと思います。
そして同時に、いま日々野球に打ち込んでいる学生や子供たちには
ぜひ私が得た知識や考え方を知ってもらいたいなとも思います。
(今後は、そういった内容の記事も書けたらと考え中です。)
今日はもし私が今、高校入学時の私と数分話せるなら
最低でもこの2つだけは伝えたいという内容について書きます。
早速その2つとは、
自分の頭で物事を考えろ
本を読め
ということです。
他にも伝えたい知識は山ほどありますが、
まずはこの2つを最低限伝えようと思います。
○ 自分の頭で物事を考えろ
まず1点目のこちらについてですが、
高校時代の私はとにかく自分で何も考えていませんでした。
というよりは、監督や親の教えが正しいと思い込んでおり、
それに従ってしかいませんでした。
しかし、サラリーマン生活の中で学んだことの一つとして、
ビジネスにおいて正解なんて無い。
ということがあります。
これは野球も同じです。
人間はひとりひとり、体付きや骨格・体の感性や考え方まで
それぞれが異なります。
仮に、体の使い方についてA君とB君に同じ伝え方をしたとても
A君とB君では、まず解釈の仕方が異なり、
実際に体を動かした結果はさらに異なる、ということが野球ではよくあります。
このように、たとえ実績のある人が心を込めて指導をしたところで、
それをそのまま鵜呑みにするだけでは技術は向上しないのです。
そこで大切なのは、
自分の頭で考えて、自分なりの解釈した方法で試してみて、
その結果を振り返るというサイクルです。
人から教わった内容を必死に理解して、
自分なりの感覚に落とし込むということが非常に重要です。
ここは非常に大事ですが、詳しく書くと長くなってしまいますので、
また改めて別の記事で書いてみようと思います。
○ 本を読め
本を読むことの重要性も、私は社会人になるまで分かりませんでした。
社会人になってから実際に本を読んでみて、
仕事や人生そのものの考え方や価値観が広がりました。
また職場の上司から、
「本を書くためには、本を書けるだけの経験をするのに10年、
そこから本を書いていくのに5年はかかる」
という話を聞いて、さらに本の重要性を痛感しました。
良本は、とてつもなく賢い人が何十年もかけて学んできたことを、
後世に伝えようと凝縮して1冊にまとめています。
我々はこの貴重な経験が詰まった1冊を読まないてはありません。
野球人であれば、もちろん野球に関する本も読んで欲しいのですが、
私個人的には、自己啓発本の方がおすすめです。
自己啓発本の中には、物事の考え方を教えてくれる本が多くあり、
そこで得た思考力は人生の土台になります。
人から何か教わるときも、野球に関する本を読むときも、
思考力が備わっているのといないのでは、得る物が変わってくるのです。
ここまでの2点が私が高校時代の私に伝えたい内容です。
自分の頭で物事を考えろ
本を読め
ビジネスにおいても野球においても、
「正解が1つでは無い中で、自分なりに最適な手段を見つけていく」
という部分は非常に似ていると思います。
実際に私も社会人になってから体力は衰えるものの、
野球の知識はさらに増えていっています。
ぜひ学生や子供たちには、若いうちからいろんな知識・考え方を
学んで行って欲しいなと心から願います。
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