退職前ウツが増えている
58,59歳の退職前ウツが増えています。
65歳、70歳まで働かなければいけない時代。
60歳で一度退職して、嘱託とか子会社での再雇用でまた、元の職場に戻ってくるとか。
年収は3割減は当たり前。現職での業績評価や人事評価が良くないと半額以下にという人もいます。
会社側には雇用義務があるけど、このタイミングで辞めてもらいたい人にはシグナルが発せられるわけです。
この世代だと、転職してこなかった人がたくさんいます。これまでの40年近いキャリアの総決算になります。
この40年でIT化が進みました。一つの専門で華々しいキャリアを作り上げることは不可能でした。時代はどんどん変わってきたのです。その時代の変化に乗れた人、乗れてない人。組織に馴染めた人、組織の隅の方へ行ってしまった人。
人生の岐路を目の前にショックを受けている先輩たちがいます。
多少の待遇が下がっても、再雇用後も楽しくやっていける人は
人望があっていろいろな世代に好かれている人
IT化の進歩に追従していて、現役のサポートに回れる人
だけでしょう。
間違いなく、待遇が下がって、誰にも相手にされないのは
人望がなくポジションパワーで後輩たちに意地悪をしたり
コミュ障で対人関係が作れなかったり
スキルのアップデートをしておらず、出来る仕事が少ない人
こんなところでしょうか?
恨みを持たれていた人は、この時期に後ろから刺されます。
私自身、冷酷冷徹に何名かの先輩社員や元上司を刺しています。許すわけ無いだろ!です。デス!
2022年2023年これからの日本経済は悪化していきます。企業に居られるなら居たほうがいいのです。仕方なく置いてもらうより、必要とされる人として居たほうがいいのです。
そのためには、世の中の情勢に感度を高く、組織の経営課題や風向きにも感度を高く、選んだ人達との信頼関係を醸成し、時代とともに、スキルや知識をアップデートして、「必要とされる人」でいつづける必要があります。
一番ダメな人は
「言われたことはちゃんとやってきましたけど、なにか?」
という人です。
間違いなく「要らない人」のリストに上がっています。
私の周りで「必要とされている人」というのは、例えば、私のように執行役員相当のポジションの次世代の経営リーダ的な人をうまく支える人です。
次世代リーダの心地のよいサポーターでありメンターになる人です。
会社が必要とする専門技術があり、人と上手くやれている人です。
次世代リーダと仲良くなれる人です。
そうです。必要とされる人は、次世代のリーダーで誰が主導権を取りそうなのか?ということをよく見ている人だし、その人との信頼関係を創れる人なのです。
「組織理解力」というのが、現役時代のキャリアそして、セカンドキャリアにも効いてしまうのです。
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