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【感想】はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ

フルカラー本で100ページ強しかないが貴重が情報が詰まっている。

この書籍は、タイトル通りワークショップを通してカスタマージャーニーマップの作り方やその勘所が記載されている。

はじめての」と書いてある通り、カスタマージャーニーマップを作ったことがない人達でも作れる。

ワークショップは2時間半程度を想定している。だいたい4-5名くらいが良いみたいだ。

ワークショップに必要な道具一式がPDFになっているため印刷して使える。

私は未経験ながらファシリテーションできた。選抜プロダクト開発チームとともに一緒に作成することができた。

購入に至った背景

業務上でユーザー行動フローを作る必要性を感じたからだ。

チーム・ジャーニーを通して学んだ。

ユーザー行動フローの作成を通してみんなが同じユーザー像を共有する。そのユーザーが抱えている課題を共有し解決していく。

そんなことがしたいと思った。

バラバラのユーザーを追いかけるチーム

開発メンバーを含めて、ステークホルダーが各々のユーザー像を見ている。

ペルソナがいない。

ユーザー行動フロー 何それ?

そんな状態だった。

ワークショップを通して必要性を学ぶ

私がファシリテーションを務めた。

以下はワークショップ参加構成

* ファシリテーター
* 他プロダクトオーナー(1名)
* デザイナー(1名)
* エンジニア(1名)
* ビジネス(2名)

参加者や会議室の予定の都合上2時間しか取れなかった。全部終わらなかったが得られたものは大きかった

ペルソナの必要性。皆が同じユーザー像を見ることの重要性。

誰も気づいていなかった課題をチームで発見できた。

「分からない」行動フローの発見。

取り組むべき課題を特定する

まとまった時間がとれなかったたため以下のように3回に分けて開催。ひとつの極めて重要な課題にたどり着く。

ワークショップ →  ふりかえり → 課題選定

学んだこと

楽しかった!
ペルソナの重要性を知った!
課題が見つかって良かった!

などの声が寄せられたが、私が気づいた最重要事項は対話すること。

ペルソナと対話すること。チームと対話すること。

参加者全員がひとりのユーザー行動フローを作ろうとする過程で発せられる一言一言が上記2つの対話を創り出していく。

成果物であるカスタマージャーニーマップには含まれない。しかし、ここであった文脈が全員で共有されることの重要性を体験した。

最近、上記の書籍を読んだ。そこにも類似する記載があったことを思い出す。

「思い出の写真」をその場にいなかった人間が見るのと、その場にいた人間が見るのとではイメージするものが違う。

その場にいた人間は、そこにたどり着くまでの道中の大変さや経験の素晴らしさを記憶しているが、いない人間にはそれがない。

写真を見れば思い出せる。

ワークショップの最後に写真を撮ることをお忘れなく。

ファシリテーターのメモ

①行動フロー部分の開始位置がしっかりしていると進めやすい。

どんなシチュエーションなのかを言語化してから始めるとGood。

5W1Hでまとめると良い。

WHEN
WHO
WHAT
WHERE
(WHY)
HOW

②ワークショップ中のペルソナ作成に時間をかけすぎない。

重要ではあるが、限りある時間で成果を出すにはそれぞれの項目に制限時間を設けてテンポよく決めていくのが大事。

プロダクト開発チームで作り込まれたペルソナがあるのなら、それを利用した方が良いのかもしれない。

③完璧さよりも成果を出すことが重要

全体の流れを一周することでしか得られない経験がある。

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