【メモ】チーム・ジャーニー本読み会 第16話(最終回)
著者による本読み会の最終回。
誰にも正解がない。社長でさえも分からない。だからこそユーザーのところへ越境しにいく。一人ではない。チームとともに考え、ともにつくり、ともに越境する。
なぜ仮説検証するのか
わからないからこそ、仮説検証をする。
限界を超えていく
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「同じユーザー像をみる」をおきながら、「ひとりの人間のようなチーム」を目指しつつ、「メンバーのそれぞれの視点」での仮説検証も大切にする。
試して検証して確からしさを確かめていく。限られた仮説で進めていくだけではない。特定の誰かの仮説だけではいつしかキャップにたどり着く。
多様な意見、活動を引き出すことでチームとプロダクトはさらに先に進むことができる。向かう先はチームの想像を超える場所かもしれない。
その中で大事な考えとして、「バラバラのままの合意形成」というものがあるようだ。不確実性の高い状況ではより重要になってくる。
正解がないからこそ、自分の意見を持っていい。
XXXするチーム
著者による解説を受けるまでまったく気づかなかった。全章を通してストーリー問題編のタイトルは「XXXするチーム」のようにチームの状態を意識的に表現されているらしい。だから導入時にどんな話か何となくイメージできるのだなと思った。
レストランの例え
非常にわかりやすかったので記録。レストランを例に顧客を知る重要性を汲み取る。
そのレストランがうまくいっているかは売り上げなどの定量的な情報をもとに分かるかもしれない。
しかし、顧客がどんな会話をしてどんな表情をしながら食事をしているのかは定量的な情報からは想像すらできない。楽しんでいるのだろうか。黙々と食べているのだろうか。
キッチンとフロアは分かれているなら、コックは顧客の顔をキッチンから見ることはできない。
分断が起きているのだ
プロダクト(料理)がどのように使われているのか(食事とその場)を理解することで、我々は何をすれば良いのかが分かるようになる(仮説立案できる。改善の足掛かりになる。)。
だからこそ顧客に会いにいく。話をしにいく。
昔、素敵なレストランで食事をした際に料理長がわざわざ挨拶しにきたことがあった。あの時はなぜ私の席にきたのだろうと疑問だった。
今日の話を聞いて腑に落ちたと同時に私がいかにユーザーを知らないかも分かった。
恥ずかしながら私はユーザーテストの経験がない。顧客の利用の現場に出向いたことはあるがそれまでだった。
今回の著者による解説を拝聴し、ユーザーテストの必要性を強く感じたと同時にやってみたいとも思った。
ユーザーテストを実施している組織はかなり取り組んでいるらしい。だが、取り組んでいないところはまだまだ多いとのこと。
これから始めてもまだ遅くはないようだ。
より良いプロダクトを作るためには、開発の現場に閉じこもらずに顧客の利用の現場に踏み出す越境が必要なのだ。
なぜチームジャーニーをつくったのか?
カイゼン・ジャーニーで反響があった問いがある
あなたは何をしている人ですか?
この問いは自分を捉え直す力になる。
ある局面では迷ってしまい答えられない。向き合うためには自分だけで考えていくのはしんどい。
実際にチームで仕事をしている。チームにおける自分の立ち位置がある。その立ち位置から相対的に自分が何者なのかをわかる。
チーム・ジャーニは、カイゼン・ジャーニーで反響があった問いに答えるのがしんどい方々のために著者の優しさで書かれた書籍のようだ。
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