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【感想】凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく
「好きなことで生きていく」は誰にでもできることじゃないと説く。
ホリエモンとは違った立場をとっている方の意見。
ホリエモンの書籍を読んでいる方にもおすすめの書籍です。
同書では、ホリエモンのように好きなことをできる人はそんなに多くないと語っています。ホリエモンの書籍では誰でもできると語っていると思います。
おそらくどちらも正しい。切り口が違うだけ。
私はホリエモンの書籍を読んだことがありますが、同書は真逆とまではいかないまでも、異なるポジションをとっているため片方の思想に寄り過ぎない見解を得られると思います。
好きなこととは程度や観点の問題かなと思いました。
お金の話
金を持っていても、浪費癖がついていたら意味なし。
質素な生活を続けていくこと。貯蓄をしっかり溜めていくことが大切。
お金が欠乏していると冷静な判断ができなくなる。
メンタルに余裕のある生活をするには、一定額以上の資産が必要です。
資産運用系の書籍にもよく書かれていますが、「何かあった際に3ヶ月以上生活できる現金はあった方が良い」と。
通ずるものがあると思います。
私の場合は、このパンデミックなご時世になった際に家族で話し合い、家計簿をつけるようになりました。それに伴い年・月ごとに必要なお金が見えてきました。見える化したことで最低Xカ月は生活できる現金を持っておこうと家族と対話する機会が生まれました。固定資産税のように毎年かかる資金が見えてきました。
これまでは、資金の使用用途について、常に意見が分かれるところでしたが、貯蓄額の目標が決まったことで使い道が少しわかりやすくなりました。家族とも意見の衝突が減ったように思います。
ちなみに家計簿をつけることになってお小遣い制度になりました。最初は辛かったですが浪費をしなくなったように思います。買い物した金額を記録するようになり見える化しました。
見える化したことで、お金を使うなら自己投資に使いたいと思うようになりました。毎月どれだけ自己投資したのかが記録になりますし、何もしていないなとわかります。
仕事の選び方
少しだけ背伸びした苦じゃない仕事を選んでいくのが良いらしい。長く続けられて、レベルアップ(スキルを蓄積)ができて、それに応じて給与水準が上がっていく。そんな職業がいいらしい。その中で仕事にやりがいや楽しみを見出せるのなら最高だと思う。
同書では、システム・エンジニアのキャリアが描かれていました。
転職本では転職する際に、現職・現業界のどちらかは維持した方がいいと語っているケースが目立つ。かけ離れすぎると「苦」になる可能性が高いのではないかと思います。リスクが大きく成果が出しにくいのだと思います。
少しだけ背伸びしてみることがいいのだと思います。
新しい環境で実績を出せるベースとなる経験があり、どうすれば成果を出せるのかイメージできる。重要だと思います。
こういったご時世ですから1社で長く働き続ける選択肢もありますが、転職によって実力・実績を高めていくことも考えてもいいかもしれません。渡り歩ける力は強そうだなと思います。
別のアイディアとして、仕事はほどほどにして趣味やボランティアなどに生きるというのもアリだと語ってます。
社会について
ベーシックインカムなどの社会保障制度や政治経済の話が出てきますが、今すぐに自分の力で変えられるわけではありません。私自身がコントロールできないことに時間を費やすことは止めよう。