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【感想】マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法
やりたいことを一つに絞れない人たちに朗報です。
これまでの働き方は一つに絞って長期的に働き続けて専門性を高めることが当たり前のようになったいた世界です。でも、全員がその方法でよい人生を送れるわけではない。
読んで欲しい人
* 年齢は関係ない。ただし、若い方ほど効果的だと思う。
* やりたいことが多すぎて一つに絞れない方。
つまり?
なるべく全部やればいいということです。
ということです。
そうやって活躍されている方々を「マルチ・ポテンシャライト」と同書では読んでいます。
どうやるの?
いろいろあるようです。大きくわけて以下の3種類のようですが、組み合わせてもいい。
* 副業を使って、同時に複数の仕事をする。
* ひとつのポジションで多様な役割をこなすことができる仕事を選ぶ。
* 安定した仕事(収入・時間)を選び、時間外で取り組む
* 数ヶ月〜数年おきにジョブチェンジする
やりかたは適性があるため、人による。
マルチ・ポテンシャライトの不安
* 一流になれない
* アイデンティティへの不安
* 何度も初心者を経験する不安
* インポスター症候群
など
会計の仕事一筋20年の方と比べると、数年の経験しかない私は、一流ではない・・・といった不安やアイデンティティへの不安への対処法が書いてます。
専門分野
マルチ・ポテンシャライトの専門分野は・・・。
分野と分野の関連性について、深い知識を得ることができる
強み
マルチ・ポテンシャライトの強みは・・・
1. アイデアを統合できる
2. 学習速度が速い
3. 適応能力が高い
4. 大極的な視点を持っている
5. 様々な分野をつなぐ「通訳」になれる
大切なこと
人生全体を見渡したときに「お金」と「意義」と「多様性」がすべてそろっていること。
所感
同書を読んで気づきましたが、私もマルチ・ポテンシャライトだと気づきました。
私自身、15年以上のキャリアの中でエンジニアは固定してましたが、業界を渡ってきていたため技術スタックが違い過ぎました。転職後に非常に戸惑いました。転職後の学習コストの高さは毎回「初心者」状態だったことを思い出します。
同書に記載がありましたが、一番よかったのは「私自身が、マルチ・ポテンシャライトである」と認識できたときです。同一業界でキャリアを築いてきた同世代の方々とは圧倒的に時間の面で経験が不足しています。不安になることが多かった。
専門は?と聞かれると答えられない。
だが、私自身が何者なのかがわかったことで、一気に楽になった。特に「マルチ・ポテンシャライトの抱く不安への対処」の章が私には非常に良かった。
私自身の強みは、経験の組み合わせだと思っていたが、どうやら間違っていなかったようだ。
また、私と相性がいい職場も見えてきた。少なくとも今の職場は、相性が良かったと改めて認識できた。
私の場合は、スタートアップ企業で働くことが良いのだと思った。
いや、前から気づいていたが改めて認識できた。
再認識できただけでも非常に良いと思う。窮屈な思いをして辛い日々を送りたくない。
* 一人で何役もこなすことを求められる
* 柔軟性のある職場
企業や事業の成長と共にやるべきことも変化していく。そんな変化が楽しい。別の観点では不確実性の中に生きているのかもしれない。
人工知能系は他分野が重なっているため、多様性に富んでいて面白そうだと思った。
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以上。