【感想】実力も運のうち 能力主義は正義か?
「運も実力のうち」ではなく、「実力も運のうち」という話。
私とっては、とても難しい書籍だった。
拾い読みしたことの備忘録として記載(全部読んでない。)
米国事情を中心に記載している。
アメリカン・ドリーム
アメリカン・ドリームとは幻想らしい。
アメリカは階級を超えての成功は、他国と比べると少ないらしい。
能力主義とは
簡単にいうと能力主義とは平等な社会かのように思えるが、実際は不平等を正当化するための制度と捉えることができるらしい。
一部の先天的な能力を持って生まれた人にとっては成功のチャンスがあるかもしれない。レブロン・ジェームズと同じ練習をしたとしても、誰もが彼のようになれるわけではない。
持って生まれた能力は、大半の人にとって大きくは変わらない。その中で成功できる人とできない人との違いは、後天的に得られる環境や機会の差。
環境
裕福な家庭に生まれれば、十分な教育も得られる。優秀な先生・コーチの指導を受けられる。一流の大学に入れるチャンスがある。
コネ
コネも能力のうち。コネがあるからこそ、得られる機会がある。
階段を駆け上がるにはコネも必要。自身のコネだけでなく家族・親戚経由のコネも入る。最近で言うところのビジネスネットワークなるものだろうか。
つまり・・・
機会の差がその後の人生に大きく影響すると言える。
機会の差は平等ではない。
引用
気になったこと
どう生きるのか
我々が生きる今の時代では同じ仕事を定年までやり続けることは難しくなってきている。時代の変化の中で、少しずつではあるがシステムに置き換わっていくことによって労働対象が徐々に変わってきている。
これまでになかった技術が登場し、新しい仕事が登場してきている。
同じ業務であっても、スキルをアップデートしつづけなければ、どこかで袋小路にたどり着き後戻りできなくなるだろう。
同じ場所に留まり続けると言うことは、日々後退していることを意味する。
気がついたら、周回遅れになっているかもしれない。
コンフォート・ゾーンにいるな・・と思ったら、何かを変える機会がきたことを思い出したい。