【感想】「不確実性」超入門
長期的に成功するには
どこかアジャイルやリーンスタートアップに近い考え方だ。
短期的な結果に振り回されない
小さな失敗を許容する
正しいやり方の効果は長期的にしか現れない。
リスクに過敏になりすぎるのは本末転倒
リスクをとってチャレンジを続けることはとても大切
不確実性に対する感受性と柔軟性と維持して意思決定していく
ただし、重要なことは長期的な成功とは「どのようなものか」を意識していることが重要だ。
ビジョンがない状態では行き当たりばったりであろう。短期的な失敗が、長期的な成功に結びついていくようなアプローチや姿勢が必要だと言えるが、そのためには、ビジョンが必要だ。
アジャイルやリーンスタートアップの思考法を自身のマインドセットそのものまで浸透させることができれば、きっと人生は楽しくなる。
たとえ、辛い失敗があったとしても立ち直れるし、乗り越えられると思いたい。
未来の公式
不確実性とは
不確実性には、ランダム性とフィードバックが含まれる
ランダム性に加えて、フィードバック制御により予想外の結果に発展することがある。
不確実性との向き合い方
すべてを明らかにした上で、決定論的に意思決定することは現実的ではない。どんなに取り除こうとしても必ず不確実性が残る。わたしは、この点についてはかなり慎重派だとコメントされたことがあり、分からないことを少しでも明らかにしようとする傾向があるらしい。
リスクをとらないリスク
「不確実性を楽しむ」という表現を聞くことがある。
変化を恐れず、小さな失敗を受け入れながら挑戦を繰り返していく。そんな姿勢だと思う。未来がどうなるかは分からないが、楽しもうというニュアンスもありそう。
キャリアデザインにとって考えてみる。
転職を考えた場合に「転職」はいつだって何かしらのリスクをとることになる。今まで慣れ親しんだ環境から離れるわけだ。当然だ。
変えることによって得られる・失うリスクは、イメージしやすい
職歴変わるし・・。
変えないことによって得られる・失うリスクは、イメージしにくい。
むしろ変化に対して忌避感が強く出てしまうため、身動きがとれなくなってしまうように思う。
先日、旧友と話す機会があった際に私以外は新卒で入った企業で15年以上在籍している人たちであった。昇進し一定以上の地位を築いている者もいる。
ここまでくると、「転職をするのは怖い」と言っていた。
かなり優秀な人たちであるし、転職すれば違った成功や楽しさに出会えるかもしれないが、仕事が満足できていなくても、我慢することになってきている。
とれるリスクの量を知る
キャリアデザインで考えれば、転職に当たってどれくらいのリスクをとれるのか、どれくらいの失敗までなら自身のキャリアにダメージを最小限にできるかをあらかじめ把握しておく必要がある。とも言えそう。
蓋然的思考
これ毎回できたらすごいな。
100%確実はない。という前提が大事。
まず、何かを意思決定するに当たって、少なくとも二つ以上の選択肢がよう良いされていることが前提となるだろう。
その上で、それらの期待値とリスクの大きさを評価することで、意思決定していくことだろう。
仮に失敗したとしても、思考・意思決定プロセス・手法は間違っていなければ、中長期的に成功に向かっていくことになるのだろう。
なぜなら、大きな失敗をせずにチャレンジし続けられているのだから。
他、引用
気になった箇所を引用してます。