住む人々が主体的につくる「まち」
「暮らしたい未来のまち」はどんなんだろうーと考えた時、すぐに頭に浮かんだのは、そこに暮らす全ての人々が主体的に「暮らしたいまち」の姿を考え、コミュニティを形成し、よくするための行動を素早く実践しているまちの姿でした。そのまちは自然に溢れ、景観が美しく、行き交う人々は多様で、コミュニケーションも活発。ワクワク感が止まらないまちである!
なぜこういうイメージが浮かんだかというと、斉藤幸平さんの「人新生の資本論」を読んでから、行き過ぎた資本主義によって自然が失われ、ゴミは溢れ、そして最終的にそれは人々の心にまで悪影響を及ぼしているのではないかと考えることが多くなったからです。斉藤さんが言っているように、もっとコミュニティベースでまちを管理するようなことをやって行っていんじゃないかと思うし、その必要があると思います。社会問題を解決するという大それた感じでもなく、単にそれが「暮らしたい未来のまち」の姿だと思うからです。