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[初心者向け]間違ってはいないんだけどちょっと違うニュアンス修正をライターに指示するときの方法
こんにちは、採用コピーライターのたいすくです。
あらゆる企業の求人広告クリエイティブや採用コンサルティングを行ない、4000件以上の採用成功実績を持つ僕がお送りする【たぶん世界一やさしい採用広報の授業】、今回は「ニュアンス修正を上手く伝える方法」についてのお話です。
【01】ニュアンス修正とは
ライターから上がってきた原稿をチェックしていて、「言っていることは間違っていない」「でもちょっと違う」と感じた経験はありませんか。
「ちょっとニュアンスを変えてほしい」という修正を業界用語で「ニュアンス修正」と言います。
経験がある方は分かると思うのですが、このニュアンス修正、修正指示が難しいです。自分の中でモヤモヤしていたり、「こうしてほしい」というゴールが見えないため、「ライターにどう伝えればいいのか分からない!」と悩んでしまったりする方も多いようです。
その解決方法を伝授しましょう!
【02】ニュアンス修正指示の仕方
それは、
(1)相談の姿勢で話しかける
▼
(2)今の書きかたでの懸念点を伝える
▼
(3)読者にどう感じてほしいかを伝える
▼
(4)どう直すかはライターに任せる
…です。
「懸念している問題点と、実現したいゴールを明確にして、そこに至る最適な方法はライターに委ねる」という方法は、ライターの立場としても非常にやりやすいです。
具体的にどう伝えるかのトーク例をお伝えすると、
「すみません。1点だけ、相談したいところがあります。●行目の●●●●●からはじまる一文のところです。内容は間違っていないのですが、懸念点があります。今の書きかただと●●●●●という解釈もできてしまうかな、と。今回の記事はターゲットに●●●●●と感じてもらうことを目的としているので、なるべく誤解なく伝わるようにしたいんですね。なので、どうすればより良くなるのか、力をお借りしたいです」
こんな感じで伝えていただけると、ライターとしては悪い気はしませんし、やるべきことが明確になって仕事がやりやすいです。
【03】ニュアンス修正指示をする際の注意点
(A)修正は記事の「目的」を主軸に考える
(B)違和感を覚えている部分に湧いた懸念を言語化する
【02】で書いたことを実践するためには、最低限、上記(A)と(B)は自分でやらなければなりません。
(A)を行なう必要性は、「自分の文章の好みで判断していないか?」を冷静に判断するためです。自分の好みでライターを振り回すのではなく、目的実現のための協力体制を築くように努めてください。
(A)を実行すれば、(B)は考えやすくなるはずです。
【04】ニュアンス修正指示で分かる悪いライター・良いライター
「気にしすぎだ」
「読者はそんなふうに思わない」
「これでいいだろ」
もちろん、ニュアンス修正は編集者の気にしすぎという可能性もあります。しかし、ライティング意図や自分はこう考えているという対話が発生しないライターは、今後仕事を続けていく上でも同じことがくり返されることが予想されるもの。あなたとの相性が良くないかもしれません。
「一応、こういうことを考えてこの文にした」
「懸念しているのは●●●●●ということですよね」
「少し考えさせてください」
逆に、対話ができる、きちんと修正意図を汲み取ろうという姿勢のあるライターは、例え現時点での制作物に少し問題があっても、改善されていく傾向があります。やりやすいと感じたら、それはあなたとの相性が良いライターだと思います。
本日のまとめ
・ニュアンス修正は、記事の目的を思い出し、懸念点を言語化する
・懸念点と記事の目的を伝えて、細かい部分はライターに任せる
・対話ができるライターは良いライター
本日は以上になります。
この記事で紹介しているのは、数ある採用広報論の1つにすぎません。ですので、「こういう考え方もある」という感じで受け取っていただければと思います。m(_ _)m
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