ガンダム種のキャラクターでの
ラウ・ル・クルーゼ
>つまり、ラウは人のエゴによって理に反して生み出され、見捨てられた生物として不完全な人間なのである。
>こういった経緯から「人の命さえも自由に操作できるという思い上がった人類の業」そのものを強く憎むようになる。
これは、一種のジョーカー事件の犯人の思考形態
さらに
これは、ちょうど・・・
ラウは自分で努力して、地位を勝ち取った・・・さらにいうと、CE世界のプラントは、能力主義社会で、宗教も枯れ果てている。
自分が世界を壊して、何が悪い。
それが、新自由主義の行き付く先なのである。
ガンダムシードシリーズは、正直胸糞悪い世界の話である。
ちょうど、あの時代の胸糞悪くなっていく日本・集団的西側の反映だったわけである。
能力主義ってのは「組織の人事」では必須だが、社会にその思想を持ち込むと容易に優生思想に化ける。
「優劣共に所を得しめん」諸葛亮出師の表
とはならない。
さらに能力主義&新自由主義の、弱肉強食社会だ。
ガンダムシードは、見事に「2000年代の社会の行き付く果て」が「地獄」であるのを予言した・・て言える。
ガンダム種のあの時代で「人類世界」をぶっ壊そうしているのは、毎度「一種の行き過ぎたリベラル思想」だったのだよね。
パトリックザラの「地球にジェネシスをぶち込む」
デュランダル議長「ディステニープラン」
あとアウラとファンデーション王国の「ディステニープラン」
みんな「反対する奴は皆殺し」だからね。
さらに、クルーゼの「人類皆殺し」も、ポルポト思想の行く就く果て。
にしても・・・
クルーゼが、「クローン人間」の呪いと、「メルトクラシー」{能力主義}の呪縛からは、死ぬことでようやく解放された・・
「無職転生」で、主人公が、「いじめで引きこもりになった」ことが、死ぬことで解放されることから始まるのと同じなのが、少し戦慄する・・・
イジメの心の傷・精神疾患は・・・クローン人間の失敗の「短命の宿命」と同じくらいに、すさまじい「呪い」なんだね・・・
あと・・・だからって言ってもいいのだろうが、保守思想が良いって、日本では言えません。
日本の保守は「天皇リベラル~ていうか天皇カルト」だから、反対するのモノは消されますからね。
まあオタクで無ければ、わからん記事だろうけど・・・こんな感想を持ったわけです。