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自分が学ぶべきものが何かは、学んでみないとわからない

私は本をよく読みます。

といっても、小さいころからいわゆる「読書家」だったわけではなく、小学生くらいのころから、何度か「読書のブーム」が訪れては去り、また訪れては去り、を繰り返して今に至ります。

漫画や小説ばかり読んでいたころから、大学生のころは学んでいた心理学関連の学術書、エッセイ。社会人になってからは自己啓発本や自伝など、少しずつ幅が広がってきました。

今は、専門書やビジネス書を主に読みつつ、たまに無性に小説が読みたくなるブームがやってきてハマって読み、満足するとまたいつも読んでいる種類のものへ・・と戻っています。

本を買うとき、迷うこと

今はkindleなど気軽にいろんな本を格安で読めるツールがあり、便利だなと感じます。(最初は電子書籍なんて味がないなぁと思っていましたが、ちょっと外で時間ができたときや待ち時間などに、スマホから読めて荷物にもならず、とても重宝しています。)ただ以前は、買うと1冊500~2000円ほどはするので、そんなにたくさんの本を読むことは難しかったなと感じます。今も新品の本を買うときは吟味したりしますが、学生や新卒に近い時期は特にそうだったなと感じます。

そしてそこで買おうかな?と躊躇させるのは「この本は、買うだけの価値があるだろうか」という心配や不安からです。そこでもし不満足だった場合と、買わない選択をしたときを天秤にかけて、不満足になりそうな可能性が高かったら買うのを辞める。

そうやったことが何度もありましたが、買ってみれば、思ったよりも満足したかもしれない可能性を手放していたことも、何度もあっただろうなと思います。

偶然の学びのインパクト

500円や1000円という値段で、他者が沢山経験し体系化した情報が得られてしまうのです。それってすごいことだなと思います。自分が本来試行錯誤しないと得られない他の人の人生を追体験させてもらえる。そこには自分にない視点、自分では見出せなかった可能性、そして自分には思いつかない未来の切り開き方など、たくさんの知恵があります。そしてたまに出会ってしまう、ここに書いてあるのはまさに私のことだ、今の私にはこの情報が必要だったんだという本。人生を変えてしまうような出会いがあったりします。そしてそれは、自分が意図して取りに行ったものではなかったりも。

本に限らず、勉強会や人に会う機会、旅、仕事や友人関係からなど、「学び」のチャンスはたくさんあると思います。「今の自分に必要な情報、欲している情報」がある程度明確な時もあると思いますが、でもこんな偶然の出会いが、何年も後になっても忘れられない出会いの瞬間になったりします。

不満足のススメ

本だと、今はamazon primeに入れば無料に近い金額で何冊も本を読むことができるし、新品で買っても中古品サイトで気軽に売ることもできます。そんなに難しくもないし、その手間で一生大切にしたいものと出会えるチャンスが増えるならいいんじゃないかな~と思います。実際、私はそうしています。

「不満足な出会い」と思っていたものに関しての捉え方も変わってきました。価値がない情報かどうか、ではなく、今の自分にとっての「本(情報や機会)と自分の距離」を測れるようになってきた気がします。世の中にはたくさんのモノが溢れていて、どれも自分に合うわけではないけど、世界にはこんなものが存在しているんだなと知れます。そうすることで視野も広がるし、また新しいものを探すときのアンテナも鋭くなるかなぁと。その1冊(1 チャンス)との出会いをぜひ。




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かずみ|Mental Health Socialworker
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