どうやって週休二日制が浸透していったのか?
こんにちは!矢上です。
新型コロナウイルスの影響でリモートワークが進み、パソコンがあればどこでも仕事できるようになってきました。
在宅勤務の人も多くなってきており、土日と生活リズムに大差がなくなってきた人もいるんじゃないでしょうか?
今回は「なぜ週休二日制なのか?」ということに触れていきます。
現在会社員の人達は当たり前のように一週間で五日働き、二日休むという生活を送っている人が多いと思います。
週休二日制はいつから始まったんでしょうか。
週休二日制の発祥はアメリカ!
きちんと歴史が残っている中で週休二日制を提案したのは自動車会社「フォード」の創業者「ヘンリー・フォード」だそうです。
低賃金・長時間労働が当たり前の社会で「フォード」は二つの改革を行いました。
①「賃金の引き上げ」(1914年)
②「労働時間の縮小」(1926年)
②の「労働時間の縮小では」今まで労働時間の上限がなかったところに「1日8時間・週5日の40時間労働制」を導入しました。
この2つの施策により労働者の生産性があがり、フォードは急成長しました。
急成長したフォードは大注目され、急速にこの働き方がアメリカに浸透していきました。
生産力があがる→賃金が上がる→余暇などでお金を使う機会が増える→経済が急成長する
という流れを見事に「ヘンリー・フォード」は作り出しました。
日本における週休二日制
日本で最初に週休二日制を導入したのは1965年、「松下電気」の創業者「松下幸之助」だと言われています。
「海外企業との競争に勝つためには休日を週2日にし、十分な休養で心身の疲労を回復する一方、文化生活を楽しむことが必要だ」
と提唱し、週休二日制を導入しました。
しかし、日本ではなかなか浸透せずにそこから約30年かかりました。
大きな転機は1987年の「労働基準法の改正」です。
高度経済成長期の真っ只中の日本でしたが、「日本人は働きすぎ」という風潮がありました。
そこで政府は「1日8時間・週48時間以内」という規定を「1日8時間・週40時間以内」に緩和しました。
そこから週休二日制の流れが徐々に浸透していきました。
というお話です。
普段当たり前になっている制度も実は誰かが思いつき、浸透していったものなんですね。
本日はこれにて!
ではでは(^^)/
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