自閉症児の低緊張で椅子にしっかり座れないについて。
自閉症児の低緊張によってしっかりと座れないことについてお話しさせていただきます。
自閉症の子の椅子の座り方の特徴としては、机に頬杖をついて座る、机に片手を伸ばして座る、椅子にあぐらをかいて座る、
椅子のかどっこに座る、
椅子の上に三角ずわりをして座るなどです。
この原因は、低緊張があげられます。
常に、体の筋肉を100%使って体をしっかり緊張させて座ると言う指令ではなく、70%から80%の力で体を緊張させる脳の指令になっているので、どうしてもダラッとした感じになってしまいます。
この低緊張を改善していくと言うよりもまずは、理解してあげることが大切です。
椅子の高さを、股関節、膝、足首がそれぞれ90度直角になるような椅子を選んであげることにより、しっかりと足裏をついて座りやすくなります。
あと他には、いろいろな体の動かし方を通して体のバランスセンサーをつけてあげることにより、自分の体の位置を把握して座れたり、低緊張ながらも体の使い方が上手になってきます。
日ごろから、理解してあげることと、色々な体の動かし方に挑戦してあげることにより、低緊張ながらもしっかりと座れるようになってきます。