日本の理工系におけるアファーマティブ・アクションの現状と未来
はじめに
この記事では、理工系におけるアファーマティブアクションの現状を分析しこれからの時代の男性が取るべき選択について考えます。
アファーマティブアクションとは
アファーマティブアクション(肯定的措置)は、長年にわたる差別や不平等を是正し、全ての人々が平等な機会を享受できるようにするための政策やプログラムを指します。これは、特定の集団が社会的、経済的、教育的な利点を得るための積極的な努力を含みます。
ジェンダー平等に関するアファーマティブアクションは、男性と女性が同じ機会を享受できるようにするための策です。これは、教育、雇用、健康ケア、政治参加など、社会のあらゆる面での平等を目指しています。
具体的な施策としては、次のようなものがあります:
女性の管理職登用推進
2大学入学における優遇
3.就職における男女比調整
アカデミアでの女性限定公募をはじめとして、外資の戦略コンサルなどは女性の方が内定しやすいのは有名な話です。
なぜ理工系に女性が少ないのか?
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-h200605.pdf
様々なところで理工系に女性が少ない理由について議論されていますが、最も決定的な理由として、「成績上位層の女性は医学部に進む割合が非常に高い」が挙げられます。
これは医学部の男女比と東大・京大理系の男女比を比較することで分かります。
これらの結果からわかることとして、女性は差別されて理工系に進めないのではなく、自己選択で医学部に進んでいると言えます。
すなわち、差別是正という目的で理工系における男女比を調整するのは明らかに論理が破綻していると言えます。
アファーマティブアクションはジェンダー対立ではなく世代間格差の問題であるという話
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