5年以上毎日コーヒーを淹れ続けた私が解説する本当に美味しいコーヒーの淹れ方
概要 - 美味しいコーヒーを淹れるために必要な要素
自宅で美味しいコーヒーを淹れるために必要な要素のリストです:
良質なコーヒー豆を選ぶ:美味しいコーヒーを淹れるには、最高品質のコーヒー豆を選ぶことが重要です。豆の品質は、コーヒーの味わいに大きな影響を与えます。豆は焙煎日から2週間以内に使用することが望ましいです。
コーヒーマシンを選ぶ:コーヒーメーカーやエスプレッソマシン、フレンチプレスなど、自分の好みに合ったコーヒーマシンを選びます。適切な温度で、コーヒーを抽出することが重要です。
適切なグラインドサイズを選ぶ:豆の挽き具合は、コーヒーの味わいに大きく影響します。エスプレッソマシンには細かく、フレンチプレスには粗く挽いた豆が適しています。
水の質を確保する:水はコーヒーの味に大きく影響するため、できるだけ良質な水を使用することをお勧めします。水道水に不満がある場合は、浄水器を使用するか、一度沸騰させてから使うか、ミネラルウォーターを使用することができます。
適切な分量を測る:コーヒーの分量は、味の決定的な要素の一つです。一般的には、コーヒー1杯あたり、コーヒー豆を15〜20グラム使用することが推奨されます。
抽出温度、時間を管理する:コーヒーの温度、抽出時間は、味わいに影響を与えます。
コーヒーを注ぐ:抽出が完了したら、コーヒーを楽しむ準備が整いました。コーヒーをカップに注ぐ前に、カップを温めることをお勧めします。また、必要に応じて、砂糖、ミルク、クリーム、シロップなどを加えて、お好みの味に調整することができます。
これらのステップを実行することで、自宅で美味しいコーヒーを簡単に淹れることができます。
以降の部分ではそれぞれのステップについて詳しく解説していきます。
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コーヒー豆の選定
美味しいコーヒーを入れるために、良質なコーヒー豆を選ぶには、以下の点に注意する必要があります
基本
豆の産地を確認する:豆の産地がどこかを確認することが重要です。一般的に、高品質なコーヒー豆は、ラテンアメリカ、アフリカ、アジアなどの熱帯地域で栽培されています。
焙煎日を確認する:豆の焙煎日を確認し、多くの豆では(普通の店で売っているような豆について)できるだけ焙煎後3週間以内に使用するようにしましょう。豆は焙煎後すぐに使っても美味しくいただくことができますが、多くの豆1〜2週間寝かした後には味が最も良くなります。
豆の種類を確認する:アラビカ種の豆は、一般的に品質が高く、フレーバーが豊富です。ロブスタ種の豆は、より強い味わいが特徴的です。また、より細かい品種(ゲイシャ種、パカマラ種など)についても勉強していくのが良いかもしれません。
香りとフレーバーを確認する:豆の香りとフレーバーは、その豆の品質を判断するための良い指標です。香りやフレーバーが強く、複雑であればあるほど、より高品質な豆である可能性が高いです。
豆の外観を確認する:コーヒー豆の外観は、その品質を判断するための指標の1つです。色が均一で、傷がなく、表面が艶やかである場合は、高品質な豆である可能性が高いです。
これらのポイントに注意して、信頼できるコーヒーロースターやスペシャルティコーヒーショップで豆を選ぶことをお勧めします。また、豆を買う前に試飲することで、自分の好みに合ったコーヒー豆を見つけることができます。
自分に合った豆の探し方(上級者向け)
上記の基本をもとに、産地、ゲイシャ、ロースター、焙煎日からの経過時間で味を飲み比べていき自分に合った豆を見つけていくと良いでしょう。
僕の場合、フルーティーなタイプが好きで、エチオピアやコロンビアの豆を買うことが多いです。
おすすめのロースター
僕は以下の店の豆を通販などで頼むことが多いです。
コーヒーを抽出するためのツール
コーヒーを抽出するためには、様々なツールがあります。以下に代表的なものをいくつか紹介し、それぞれの特徴と使い方を説明します。
フレンチプレス (初心者におすすめ)
特徴:コーヒーをゆっくりと抽出することができ、濃厚で豊かな味わいが特徴的です。 使い方:フレンチプレスにコーヒー豆を挽いたコーヒーを入れ、お湯を注いで蓋をして軽くかき混ぜます。約4分間蒸らした後、プレスしてコーヒーを注ぎます。誰でも簡単に安定した味が出せるので初心者に最もおすすめです。
ドリッパー (慣れてきた人向け)
特徴:簡単に使えるため、手軽にコーヒーを淹れることができます。
使い方:コーヒーメーカーのフィルターに挽いたコーヒー豆をセットし、お湯を注ぎます。電源を入れ、自動的に抽出が始まります。
コーヒーを淹れる場面を想像すると初めに出てくるのがドリッパーですが、かなり奥が深いです。ドリップに使うフィルターの素材 (紙、布、金属)によって大きく味が変わってくるのでかなり楽しめます。
紙フィルターは浅煎り、ネルは深煎りの豆に向いています。ステンレスなどの金属は紙とネルの中間だと思ってもらえば問題ないです。
アウトドアでコーヒーを淹れる
キャンプなどアウトドアが好きな方は以下のドリッパーが超おすすめです。僕も毎回持って行きます。
エスプレッソマシン
特徴:濃厚でクリーミーなエスプレッソが淹れられます。
使い方:エスプレッソマシンに挽いたコーヒー豆をセットし、マシンを起動します。蒸気ノズルを使って、ミルクを泡立てることもできます。
サイフォン
特徴:独特な容器とフィルターを使用し、クリアでフルーティな味わいのコーヒーが楽しめます。
使い方:サイフォンの上部に水を入れ、下部に挽いたコーヒー豆をセットします。火にかけて、水が上部に移動し、コーヒーが抽出されます。最後に、下部にコーヒーを注ぎます。
エアロプレス
特徴:最近ひそかに流行りだした独自の抽出方式で、コーヒーの豊かな風味を引き出します。フレンチプレスと似た味ですが気持ちマイルドなように思います。
h使い方:エアロプレスに挽いたコーヒー豆を入れ、お湯を注ぎます。専用のプランジャーを使用して、コーヒーを圧力で抽出します。
これらのツールを使用して、自分好みのコーヒーを淹れることができます。また、豆の挽き具合やお湯の温度、注ぎ方など、細かな調整をすることで、より美味しいコーヒーを楽しむことができます。
適切なグラインドサイズの選び方
コーヒー豆を抽出する際の適切なグラインドサイズは、豆の種類や抽出方法によって異なります。以下に代表的な抽出方法と適切なグラインドサイズをまとめました。
グラインドにはミルを用いますが、以下のものがおすすめです。
抽出方法ごとのグラインドサイズ
フレンチプレス
適切なグラインドサイズ:粗め
豆が大きく残っていることで、水との接触面積を広げ、ゆっくりとした抽出が可能になります。
ドリッパー
適切なグラインドサイズ:中程度
豆が中程度の細かさであることで、均等な抽出が可能になり、香りと風味が引き出されます。
エスプレッソマシン
適切なグラインドサイズ:細かめ
豆が細かく挽かれることで、高圧の環境下で抽出されるエスプレッソに適しています。
サイフォン 適切なグラインドサイズ:中程度〜粗め
サイフォンは、水と豆の接触面積が多いため、細かすぎると過抽出になりやすく、粗すぎると抽出が十分にできなくなります。
エアロプレス
適切なグラインドサイズ:中程度〜細かめ
豆が細かく挽かれることで、豊かな味わいと風味を引き出すことができます。
適切なグラインドサイズを選ぶことで、より美味しいコーヒーを楽しむことができます。また、豆の種類や焙煎の程度によっても適切なグラインドサイズは異なるため、自分で試行錯誤しながら適切なグラインドサイズを見つけることが大切です。
一般的に深入りの豆は粗めに、浅煎りの豆は細かめに引くと安定した味を出せることがおおいです。
コーヒー豆の分量
コーヒー豆の分量は、抽出するコーヒーの量や用いる抽出方法によって異なります。以下に一般的な抽出方法と適切なコーヒー豆の分量をまとめました。
フレンチプレス コーヒー豆の分量:コーヒーの量に対して、豆の重量が約1:15〜1:17 例えば、500mlのコーヒーを淹れる場合は、豆の重量は約30〜35g程度が適切です。
ドリップコーヒーメーカー コーヒー豆の分量:コーヒーの量に対して、豆の重量が約1:15〜1:17 例えば、6杯分のコーヒーを淹れる場合は、豆の重量は約50〜60g程度が適切です。
エスプレッソマシン コーヒー豆の分量:1杯あたり約7〜9g程度が適切です。
サイフォン コーヒー豆の分量:コーヒーの量に対して、豆の重量が約1:10〜1:15 例えば、500mlのコーヒーを淹れる場合は、豆の重量は約33〜50g程度が適切です。
エアロプレス コーヒー豆の分量:1杯あたり約15〜18g程度が適切です。
適切なコーヒー豆の分量を守ることで、より美味しいコーヒーを淹れることができます。ただし、個人の好みによっても分量は異なるため、自分で調整することも大切です。
コーヒーの抽出温度、時間
コーヒーの抽出温度、時間は、コーヒー豆の挽き具合や抽出方法、そして好みによって異なります。以下に一般的な抽出方法と抽出時間の目安をまとめました。
フレンチプレス 抽出時間:約4〜5分程度
ドリップコーヒーメーカー 抽出時間:約3〜4分程度
エスプレッソマシン 抽出時間:約20〜30秒程度
サイフォン 抽出時間:上段の湯を注ぎ終わってから下段に落ちるまでの時間が約1分30秒程度
エアロプレス 抽出時間:約1分程度
これらはあくまでも目安であり、実際の抽出時間は豆の挽き具合や抽出方法、温度、湯量、水の質、空気の湿度や気温などの環境条件によって異なるため、調整が必要です。また、個人の好みによっても異なるため、自分で試してみて、自分好みの抽出時間を見つけることが大切です。
温度ははじめは90度程度で抽出すると思っておけば大丈夫です。
一般的に、抽出時間が長すぎると苦味や渋みが強くなり、短すぎると酸味が強くなります。何度か同じ豆について適切な抽出時間を試してみることで、より美味しいコーヒーを楽しむことができます。
また、温度は高ければ高いほど苦味や渋みが強くなり、低すぎると酸味が強くなります。
上記の抽出温度と時間についての性質を理解して、自分のお好みの設定を探していくのが楽しみの一つです。