#006_地理地図好きにおすすめの本3選
私の”note”をみてくださり,ありがとうございます。
こんにちは。地図と散歩が好きな大学生,山口泰輝[やまぐちたいき]です。
私の”note”では,主にテキストで”今までの経験”や”私の好きなコト”,”使っていて便利だと思ったモノ”など多種多様なテーマについて書いています。とくに私と同じ大学生に共感してもらったり,参考にしてもらったりしていただけると嬉しいです。
推しの”薬研坂”[東京都港区赤坂4丁目]
(2020年3月26日撮影)
今回の#006では,地理地図好きである私がおすすめする”地理地図好きにおすすめの本3選”をご紹介します。私のことについては,#001にて詳しく自己紹介をしていますので,そちらをご覧ください。
Ⅰ.地理地図好きにおすすめの本3選
まずは,私がおすすめする三冊の本のタイトルをまとめています。
・「地図感覚」から都市を読み解く-新しい地図の読み方
・東京23区凸凹地図
・東京凸凹散歩 荷風にならって
以下の各章では,一冊ごとにその本の基本情報,おすすめする理由,購入できる通販サイトを紹介しています。
Ⅱ.「地図感覚」から都市を読み解く-新しい地図の読み方
まずは,この本の基本情報をまとめています。
[タイトル]「地図感覚」から都市を読み解く-新しい地図の読み方
[著者]今和泉 隆行
[出版社](株)晶文社
[発売日]2019年3月14日
私の中では,地図系の本で最も内容が充実している本だと思っています。「地理人」とも呼ばれる著者は,タモリ倶楽部やアウト×デラックス等でもおなじみの実在しない架空の都市の地図を書き続ける鬼才です。道路模様や地図模様,人口や自然条件と都市の発達の関係など独特の視点から地図を考察し,私たちに新たな知見を与えてくれる一冊です。
自信をもっておすすめできる本です。ぜひお試しください。
Ⅲ.東京23区凸凹地図
まずは,この本の基本情報をまとめています。
[タイトル]東京23区凸凹地図
[監修・協力者]皆川 典久(東京スリバチ学会),荻窪 圭,松本 泰生,本田 創
[出版社]昭文社
[発売日]2020年12月14日
この本は,東京のスリバチ地形を探求する”東京スリバチ学会”会長の”皆川典久さん”が監修し,古道・古地図愛好家の”荻窪圭さん”や都市の階段研究者の”松本泰生さん”,暗渠者の”本田創さん”らが協力して製作された豪華な東京23区の地図です。以前私は,東京スリバチ学会が製作した”東京スリバチ地形散歩”という本を片手に約一ヶ月間に渡って東京23区を回ったことがあります。東京の地形は魅力的で,その地形の上に作られた都市とのコントラストは実に見応えがあります。それを地図に落とし込んだ一冊がこの”東京23区凸凹地図”です。これは”ただの地図”ではありません。一目で地形の凸凹が確認できるようになっています。コロナ禍でなかなか東京に近づくことができない今だからこそ,お家で地図を見ながら”空想地形散歩”をしてみませんか。
こちらも自信をもっておすすめできます。ぜひお試しください。
Ⅳ.東京凸凹散歩 荷風にならって
まずは,この本の基本情報をまとめています。
[タイトル]東京凸凹散歩 荷風にならって
[著者]大竹 昭子
[出版社](株)亜紀書房
[発売日]2019年6月20日
この本を一言で表すと,”東京を散歩する人を小説チックにまとめた本”と言えます。著者の”大竹昭子さん”は小説,エッセイ,批評など,ジャンルを横断して執筆されている方です。そのためか,地理地図や地形の面白さに焦点を当てつつも,どこか小説のような感覚も覚える作品です。何度も読みたくなる一冊でもあります。もちろん東京の地形の魅力やミクロな土地の面白さなども書かれています。タイトルにもあるように,永井荷風の『日和下駄』に登場する東京の町と現在の東京との比較も丁寧に描かれており,想像しながら本を読み進めることができます。
小説がお好きな方におすすめの本です。ぜひお試しください。
今回の”note”は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2021年5月7日(金)
山口 泰輝 / FIELD WORKER.