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kanakoozeki
量子論における確率振幅の積の法則の図解と工作用紙をつかった実体化
ディラックの記法で<x|1><1|s>とあらわされる量は、複素数であり、二乗するとP(1∧x)(1をとおりかつxに到達する)という0から1までの実数値の確率になる。
これは、普通の確率論におけるAND(積の法則P(1∧x)=P(1)×P(x))に対応する。
これをファインマン2重スリットの例で図解すると、片方のスリットがふさがれている場合の、「sから出た電子が1を通って、かつ(AND)xにある検出器に到達する」振幅(amplutude)<x|1><1|x>の2乗=0.2916という実数値の確率であらわされる。
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工作用紙で実体化すると、この様子は以下のとおりである。
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