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メタバース視点でのweb3の再解釈
はじめに
新年、あけましておめでとうございます。昨年もお世話になりました! 今年もみなさまよろしくお願いいたします!!
気持ちを新たにということで、久しぶりに去年一年VR/メタバースという領域で事業をやっていく中で考えてきたこと、感じたことなどを3回ぐらいに分けて書いていこうと思っています。(2回目以降で、僕が代表をやっているAlcheという会社のもう少し具体的に話をしていこうと思います。)
今回は、"web3"について書いていこうと思います。事前に謝っておきますが、web3.0の話、ブロックチェーン、NFTの話について話しません! だからと言ってここで読むのをやめないでください!! 2014年にギャビン・ウッドが言い始めた、web3という言葉自体を2022年の時点の(僕個人の)視点で再解釈し、これから始まろうとしている新しいインターネットの未来について話していこうと思います。
web3とは
ひとまずweb3という概念を念頭に置いたwebやインターネットの歴史について振り返ります。
web1
1990年代、PCを開けばインターネットにつながるという時代ではなく、パソコンにモデムや音響カプラなどを接続して一般加入回線(電話回線)を経由してサーバにダイアルアップ接続していました。(1990年は、まだ生まれていないのでそんなわけないだろうと初めは疑っていました。) (Wikipediaより引用)
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この時代のネットは、いわゆる音声を聞くのと同じような感覚で、上から順番に文字列が表示されるというような具合でした。例えば綺麗な丸を表示したりというようなグラフィック表現はできませんでした。それでも、webを通して、誰かと掲示板でコミュニケーションができたり、知りたい情報が手に入れることができる、今のwebが成立する前の画期的な一歩だったのだと思います。
web2
web2は、PCや、主にスマホというデバイスによって広がった新しいインターネットの形だと思っています。タッチパネルよる直感的な画面操作性と持ち運びできるコンパクトサイズなため、より多くのひとがインターネット上のサービスに参加し、SNSなどが台頭してきました。今まで、オフラインで行われていた商品の購入や、映画の視聴などさまざまなことが画面を通してできるようになってきました!
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グラフィックスや動画などが表現できるようになり、2次元平面の画面はまさに、インターネットという広大な世界とそこにつながる人たちにアクセスできる窓になりました。
web3
去年(2021年)メディアが取り上げるweb3.0(web3)は、多くの文脈で、ブロックチェーンやNFT、Cryptoのような言葉を代替する言葉として使われてきました。もちろん、ブロックチェーンという新しい発想はとても面白いと思いますが、それ以上にVRやメタバースという視点がweb3という概念に近いのではないかと思っていますという話をしたいと思います。
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web2時代、webは2次元の画面を通してアクセスするものでした。一方で、VRやメタバースが台頭する"web3"時代のwebは、3次元の空間に姿を変え、webページは場所に変わり、我々はその中を歩き、コミュニケーションを取るようになると思います。つまり、今まで小さな小さな2次元のwebページをスマホという画面で視聴していてNetflixは、メタバースという空間でここから北に少しだけ進んだ場所にあるNetflix映画館になり、Amazonはアマゾンモールに進化していくと思います。
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ちょっと言っていることがわからない! という方がいれば、ぜひこちらも読んでいただける嬉しいです!
三次元のインターネット
ここまで説明してきたことを踏まえ、僕が主張したかったのは、web3の3は3次元の3だと捉える方がスッキリするのではないかということでした。そして、今まで2次元の画面上でみていたwebサイトが、歩いたり、彷徨ったりすることができる場所となる、それこそが新しいインターネットの未来だと思います。
$$
\begin{array}{l:l:l:l} \textbf{バージョン} & \textbf{表現方法} & \textbf{次元} & \textbf{デバイス} \\ \hline \\ \textbf{web1}& 文字列 & 1次元 & \rm{音響カプラ/PC} \\ \\ \textbf{web2} & 画面& 2次元 & \rm{PC / スマートフォン} \\ \\ \textbf{web3}& 空間& 3次元 & グラス/ヘッドマウントディズプレー\\ \end {array}
$$
メタバースという言葉は、人によって定義がまちまちです。そこで、既存のインターネットの次元が1つ増えた世界という意味で、web3という言葉はまさにこれからくるインターネットの進化にピッタリな言葉ではないでしょうか!
この新しいインターネットの世界は、まだまだ未開の土地です。そして、2022年、我々はその場所にいま一歩踏み出し始めました。
会社紹介/採用情報
最後に会社の紹介をさせてください!!
Alcheは、バーチャル・リアリティという新たな空間を切り拓き、日常をより色鮮やかにするようなデジタルコンテンツの開発を行っているクリエイティブチームです。
想像の世界に入り込む体験を通して、あらゆる人々に勇気と笑顔を、そして、新しい価値観を提供することを目指しています。プログラマー、エンジニア、CGアーティスト、建築・都市・ランドスケープデザイナー、マジシャン、ダンサー、画家、作曲家、数学・物理など、多様なバックグラウンドを持った仲間で構成されています。
詳しい内容や、これまでの実績などはHPを見ていただけると幸いです。
弊社では、UE4のプログラマーの方、ネットワークエンジニア、バックエン
ドエンジニア、インフラエンジニアの方をとっても募集しております。
また、アーティスト/デザイナーとして、Figma、Blender、Houdini、Substance、UE4/5を使える方も常に募集しております。
UE4ベースのモバイルアプリ、VRデバイス向けマルチプレーのプロダクトを作っています! 少しでも興味があれば、僕のTwitter、もしくは、弊社のHPのお問い合わせよりご連絡いただけたら幸いです!!