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第78回 県展(滋賀県美術展覧会)へ行って来ました。

しが県展けんてん(滋賀県美術展覧会)は1947年から78年も続く、滋賀県や同芸術文化祭実行委員会他の自治体・教育委員会などの非美術団体が主催する公募展です。

工芸・書・平面・立体の4部門があり、一年に一度の開催となります。作品展示会場は滋賀県立美術館です。本記事では111点の平面(絵画)の作品と28点の立体の作品を掲載しました。✌️😎



第78回 県展(滋賀県美術展覧会) /基本情報

開催概要
 昭和22年(1947年)からの歴史を持つ県展です。
 工芸・書部門と平面・立体部門の2期に分けて展示します。

会期
 2024年12月5日(木) ~ 2024年12月10日(水)
 前期【工芸・書】 12月  5日(木)~12月10日(火)
 後期【平面・立体】12月13日(金)~12月18日(水)

時間
 9:30~17:00(入館は16:30まで)

会場
 滋賀県立美術館

入場料
 無料😊

内容
 ・工芸、書、平面(絵画など)、立体(彫刻など)の作品展示
 ・12/8(日)14:00~県立美術館にて工芸・書の講評会あり
 ・12/15(日)14:15~県立美術館にて平面・立体の講評会あり


県展とは

県展けんてんは各都道府県で開催され、自治体、教育委員会、美術館、地方紙などの非美術団体が主催する美術公募展です(滋賀県の場合は、滋賀県、滋賀県教育委員会、滋賀県芸術文化祭実行委員会、公益社団法人びわ湖芸術文化財団が主催しています)。🤔

出品できる資格が当該地域在住者か出身者のみの場合が多く(滋賀県の場合は県内在住または通勤・通学する方のみ)、年一開催が一般的です。(因みに・・東京都は都展なる公募展はありますが自治体が支援する公募展はなく、愛知県、大阪府、京都府も現在県展に相当する展覧会は行われていません)🤓


※作品の写真撮影について

展示作品の撮影については静止画のみOK( 動画撮影はNG )とのことでした。尚、本記事に掲載した作品については私の独断と偏見で選んでおり、作品の受賞歴等とは無関係です。その点ご理解ただければ幸いです。😌


会場(滋賀県立美術館)へのアクセス

住所:
 〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1

アクセス:
■JR電車・バスご利用の場合
 1. JR琵琶湖線 瀬田駅で下車(京都駅から約17分)
 ※瀬田駅には新快速は停まりません

 2. 瀬田駅前バスのりば(1番のりば)から帝産バス「大学病院」行きにご乗車いただき、「県立図書館・美術館前」または「文化ゾーン前」で下車(瀬田駅から約10分)
 ※時間帯によって停車するバス停が異なり、昼間は「県立図書館・美術館前」に、朝夕は「文化ゾーン前」に停まります。

 3. バス停から美術館までびわこ文化公園内を徒歩約5分

《所要時間》
【京都駅から】約40分
【大阪駅から】約1時間30分
【名古屋駅から】約1時間30分(新幹線利用、京都駅のりかえ)
【東京駅から】約3時間(新幹線利用、京都駅のりかえ)

■自家用車をご利用の場合
 1. 新名神高速道路 草津田上インターを降りて約5分(京都方面から約40分、名古屋方面から約90分)

 2. びわこ文化公園の駐車場(無料)から美術館まで徒歩約5分

《所要時間》
【京都市内から】約40分
【大阪市内から】約1時間
【名古屋市内から】約1時間30分
【東京駅周辺から】約5時間20分

※上記アクセス情報は、滋賀県立美術館公式HPのホーム>ご案内・アクセスより引用しました。

会場周辺マップ

びわ湖文化公園内マップ

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会場

滋賀県立美術館/正面玄関前
表札
エントランス・ホール
「え~っと、ああ 県展は左ね!・・・おおっと・・もよおしてきた😖」
トイレの内装がシンプルデザインでスタイリッシュ!🫣
うさぎ観音/イケムラ レイコ作。何気なく通路に置かれています😌
中庭です。オレンジのオブジェは「フラミンゴ」/アレクサンダー・コールダー作。(・・・もっとデカいのがシカゴにもありました)🙂
展示会場入口です👈🙂


展示作品

■平面部門(絵画)
111点
掲載しています。
凡例:作品名/作者名となります(受賞があれば併記しています)。

肯定的な怠惰/橋本唯代奈 佳作
水鏡/西山千晴 特選 滋賀県造形集団奨励賞
幸福/井本寛乃 佳作
湖へ流るる/黛福信 金賞
さとそら/服部由空 特選 公益財団法人木下美術鑑賞
裳着の庭/谷元茂夫 特選
追想/三浦淑子 特選
野花のはなし/山本麻衣子 特選 朝日新聞社賞
太陽と月/北村友昭 特選
Parallel World/林里美 特選 毎日新聞社賞
風そよぐ/桑野冴佳 知事賞
間/ノブチヒロシ 特選 滋賀県美術協会理事長賞
清ら/元木優 佳作
気配/石橋国夫 特選 びわ湖芸術文化財団理事長賞
みずべ/小南治次 特選 中日新聞社賞
遊びの時間/木村順一 特選 読売新聞社賞
ユラギ メグル/三浦妙子 特選
浸食/諸頭彩美 佳作
満員電車/森和 佳作
ワキミチの行方/憂香 特選 BBCびわ湖放送賞
導き/寺嶋一桂 特選 NHK大津放送局長賞
色彩に染まる/石川聡子 佳作

みずの森/加藤房江
朽ちゆく/大橋誠治
すすきささやき/上田守
パーティー/澁谷ふみ子
めばえ/太田八思
文月の頃/高田とみ子
ささきとうさぎ/佐々木晄
道/黒島芽唯
本当の音/中村悠花
破壊/高島悠
家並の中に/本田充
街の喫茶店/仲西裕昭
ノスタルジア/西村真優
忘れさられたベンチ/平柳美恵子
煌々/おかにゃべし
手土産/伊賀望乃
アートな壁/小林和子
夕暮れの街角/室井裕二
草野川上流/小林希代子
我が家の夏の風物詩/平井莉菜
混沌のうねり/山下和秀
ハイカラウミウシ/平尾優衣
おすそわけ/伊東風和莉
秋望/加藤孝和
やべぇ遅刻しちまうって/村上翔大
琵琶湖水門/中井登紀子
かくれんぼ/小谷昭彦
サロメの物語/田邊恭子
休止工場/肥後訓次
おとしもの/増田未沙子
出逢い/仲谷文夫
泳ぐ焼き鮎/藤野恵子
この先には/大塚あかり
花弁魚/石橋禄
晩秋/江畑平夫
屋上のネコサマ/八上鈴奈
六月の朝/丸山有子
ゴーヤ/四方勉
蒼い青/森下優風
memory/辻ナツ子
ふもと/村中弘治
花とリキュール/高井梨音
息吹/土永努
動かない車輪/山之内順一
森の小径・秋/森邦博
廃船/西川明江
息子の死(包帯)/横田佳代
inbound/白井陽子
憧れから目を背け/四ツ井明璃
ViVa!淡海/田中一樹
枯木華/小泉英子
Parallel world/有馬璃乃
絆/奥野睦望
ようこそ! YOKJOHAMA/松本日花洋子
川遊び/笠原一郎
山田の朝/大原平
枠にはめる/伊藤琥夏
記憶/井隼千紗
私風景/杉本洋二
庭園/屋鋪柚季
土と人/横山みち子
寒い朝/野村厚子
ピアニストの黄色いバラ/北川美穂
朝の鶏舎/福澤昭吉
宵待ち/齋賀一磨
風景/坂井田英子
スクラム組んで/岡嶋達生
鶏鳴の滝幸せを待つ/辻󠄀忠司
秋色/植村博志
光の情景-13夜-/毛利由美子
ブロッコリー・命粒々/大原健
生命の樹/福原和人
秋模様/大西隆夫
たそがれ時/吉田安今巳
再生/豊島かのん
花は何処にも咲く/廣中進
はるかなる宙/日比野千惠子
帰宅/田中明夫
游/三尾望咲
spring has come/上田まゆ子
堀の情景/黒川重信
"The Bath Time Song" Symphonic Poem No.2/辻󠄀万里子
役目を終えて/畑野啓造
EYES/千田深鈴
百獣の王/長谷至優
過疎/前田優子
武人と巫女(はにわ)/隈元道雄
千変万華 2024・366/細川みどり
サラリーマン E・MA・KI/森𠮷惠一


■立体部門(彫刻他)

28点掲載しています。
凡例:作品名/作者名となります(受賞があれば併記しています)。

surface -空蝉の淵-/奥田誠一 特選 共同通信社省
a decaying man/高石麻代 佳作
鷹揚に生きる/中島千英子 佳作
浸食/高島悠 金賞
風の予感/今村心咲 特選 産経新聞社賞 滋賀県造形集団奨励賞
いつの間にか/三原敏夫 知事賞
近江だるまバッグ(親子)/かばんばか 特選 滋賀県美術協会理事長賞
絵本の中にある彫刻達/増野智紀 佳作

ケアシノスリ/森田保博
リバーレーサー/安田英幸
ノーチェという犬/森本紗月
宙に舞え/矢木清美
箇/河尻千恵子
不動心/廣岡秀樹
射光/木村遼蒼
溢れる想いが弾けた/大町佳宏
夢見るももた/上田倫未
全部見えてるゾロゾロ ゾウハナヒャクメモドキ/萩本たこ
Structure/速見淳毅
現代機巧幻獣翔像化ケ烏/藤澤憲彦
暖かいお荷物(共生)/高崎敏和
まちぼうけ/田中一樹
Runaways/西口愛美
少女「コスモス」/嶋畑貢
高校生の夏/石田秋次
伊万里の人/伊庭靖二
釣りあげろ!/木村順一
ロマンの残骸/中筋航成

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・・・展示作品はここまで。


感想

京都のお隣り滋賀県の県展。この県展は78年と言う全国でも有数の歴史ある美術展覧会です。勿論、全国で県展を開催している都道府県は多いのですが、意外にも東京都、大阪府、愛知県 ついでに北海道や京都府のような人口が多い都道府県には県展に相当する展覧会は現在ありません😮

「日本三大美術展」・・・日展、二科展、院展が三大メジャーですが、県展だからって 作品がメジャーの展覧会より見劣りするなんてことはありません(・・あくまで私見ですが) 🤔

少なくとも私のような素人から観れば・・・絵画作品の多様性(バラエティさ)、着眼点の新しさ、構成・描画の技術的面などはメジャー展覧会の応募作品にだって負けてない作品数多あまたありとの印象です。(・・だから素人は怖い)😱

各県展の開催側の方針にも依りますが・・滋賀県県展の場合 誰でも鑑賞は無料と言うのも美術作品観賞の敷居を低くしてくれます。「日常生活にも気軽にアートを」の実践を志向する私ですが、「あ~そう言うのもイイかも?」と思われたら・・先ずは近くの県展に足を運んでみてはいかがでしょう?😊👌

長~い記事に最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。😌


おまけ

会場になった滋賀県立美術館にまつわる・・・😱


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