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【清水克彦】40代 あなたが今やるべきこと【読書感想文】
40代の人は今の会社に勤めていても大して昇進は期待できず、昇給しても少なくどうしても次の手が打てない人たちが多い
40代は、自分の大きく変える転機でありこの時期の過ごし方がこれからの人生の良し悪しを決定づけることになる
この世代は、社会人として20年前後の経験を積み仕事で最も脂が乗っている年代
そこでいて社会に出て20年前後が経過しているため
自分のなにかが通用して何が通用していないのか
見極めもついている年齢
成功するために苦労は必要ない
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40代が新たに何かを始める場合
成功するために特別な苦労は必要ない
前日の疲れが翌日まで残るのが40代
職場でも家庭内でもやるべきことに追われてしまうのが40代
40代で無理をしすぎるとどこかで破綻をきたす恐れがある
この年代になってゼロから何かをスタートさせるのは
きついため、これまでに経験した仕事の中から「得意なもの」「好きなもの」「ずっとやりたいと考えてきたもの」
に着手してください
今一度、自分を見つめて今あるものを最大限最大限に活かせばいいです。
少しだけ自分と向き合って
自分は何が得意なのか
何が好きか
掘り起こす
そこで何か気づきを得ることで
その部分を伸ばすようにしてください
40代は今までの経験自体がそのままひとつの武器になる
これに得意なことや好きなことなどが何か一つプラスできれば
1+1が3になったり4になったりもなる
苦労を苦労と感じない分野で勝負ができれば
これからのあなたの人生はいい方向に転換していきます。
満点は必要ない、70点を目指す
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人生、満点を目指すのは非常にきつい
しかし、70点でいいと思えればずいぶん気持ちが楽になる
78対22の法則
100%を目指して努力をしても78%できればOKと考える
世界で成功を収めているユダヤ人の多くは70%程度できればOKという考えで物事に取り組み後から改善を加えて満足のいくレベルまで高めている
私たちもこの法則にならえば仕事や火事、趣味や習い事など何をするにしても70点できれば合格点
そしてあなたができなかった部分を責めるのではなくて70%もできた自分をほめてまた頑張ればいいです。
全てのことに完璧を求めるのではなく、日々の暮らしも個々の案件も「70%で大丈夫」という感覚をもって、**「これは」という分野で少しずつレベルアップを図ってみてください
人生で2000時間だけ自分に投資する
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一芸八年、商売十年
芸を身につけるには8年前後の歳月が必要
ビジネスで一人前になるには10年の歳月が必要
しかし、8年や10年は非常に長い
桃栗三年柿八年
**最も短い三年間*を自分がステップアップするための期間にしてみてくだい
3年間は、時間にすると約26,000時間
このうち、1日2時間でいいので、月に60時間、1年で720時間、3年間の約2,000時間
自分を磨く時間にしてください
この時間で、人脈を広げたり資格を取ったり
スキルアップのために投資してください
とはいえ、2,000時間を有効に使おうとしても
割り振りができな人が多いです。
これからの人生、自由にできる2,000時間の使い方によって
人生の質と豊かさで大きな差がつく
もっと、自分に投資してください
なぜ新幹線は「ひかり」より「のぞみ」なのか
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東海道新幹線を思い起こしてください
東京から大阪へ出張する時、かつては多くの人が「ひかり」を選んでいました。
しかし、「のぞみ」が登場して以来
わずか数十分の差であっても、人は「のぞみ」を選択します。
速いものには需要がある
上司からの評価も高くなる
スピードの速さが多くの収入を生み出すことになる
仕事は早いけど雑なケースもなくはない
ただし、仕事が速いほどミスが少なくて質も高いケースが多い
動き方や作業手順などが頭の中にインプットされていて動きがシミュレーションできているからです。
仕事をしている本人としても「活動している感」「手際よくやっている感」もプラスに働きます。
速さはお金を呼ぶ
速さは運を呼び込む
運勢という言葉には「運」の後に「勢い」という文字が付きます
速さとは勢いであり、運を呼ぶ源泉
会社での時間も自分のためと思えば楽しい
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今の会社で行き詰まっていた場合
今の会社にしがみつく
転職を目指す
独立、起業する
しかし、40代での転職は想像以上に厳しくまた起業においても住宅ローンがあったり子供の教育費がのしかかる世代ではそこまでのリスクを取れない人が多い
その結果、今の会社にしがみつくことになりますが、絶望する必要はない
人生80~85年程度と考えると、一生の時間は約70万時間
会社生活は1年で2,000時間
40年間勤務しても80,000時間にもなります。
私たちの人生は会社の中での職位やキャリアだけできまるものではない
今の仕事を投げ出したりせず、これからの長い人生に備えて会社を自身の自力を蓄える場所と考えてくだい
会社勤めをしていると、収入だけではなく、いろいろなものを得ることができる
人脈
情報
肩書があることで、世間の信頼も得られやすく
年収が伸びなくても、思うように昇進できなくても、他の部門での恩恵は大きい
会社という組織は便利なもので人生におけるシェアは1割強です。
目の前の仕事に8割程度の力で取り組んで、意識的に視野を広げ、次の一歩をどこに踏み出すか一度考えてみてください
自分が持っているエネルギーの2割くらいは次のステップに向けた人脈づくりや情報収集、能力開発に充ててみてください
困っている人や職位の低い人大切にする
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困っている人を大切に扱うのは、不遇な境遇にいる人や入院中の人などを大切にするという意味
人間は自分が絶好調の状態にいる時、近寄ってきた人のことはすぐに忘れる
しかし、不遇なときに声をかけてくれたり助けてくれた人のことは忘れない
肩書もそうです
相手側が複数人いて名刺交換した場合、どうしても肩書で課長よりも部長、部長よりも役員を重視してしまいがちです。
しかし、あえて自分の年齢に近い人を大事にしてください。
決裁権は役員や部長にあっても、実際に動くのは現場にいる人間
職位が上の人よりも生の情報を得やすく、現場にも精通している
しかし、今後昇進してくことで権限が増していく
そこで大きな力になってくれる可能性があります。
どんな相手であっても円滑な付き合いができるように努めるようにしてください。
自分は最も優秀な自分の宣伝マン
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40代になると、自分から動かなければチャンスはやって来ない
また、逃すのはチャンスだけではなく昇進や昇給も影響がある
内心であなたが自身を持っていてもとっておきのアイデアがあったとしてもそれをアピールしなければ意味はない
40代の人も、若手に混じって「できる人間」
「やる気のある人間」を演出して積極的に自分を売り込まないとチャンスが逃げていく時代
積極的に言えば、本当は力があるのに「できない」と思われている人よりもたいしてできないのに「できる」とみられている人の方が最終的に得をする
控えめな考えは心の片隅にしまって日頃のコミュニケーションの中でどんどんアピールしてください
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