【藤野智哉】「誰かのため」に生きすぎない【読書感想文】
この本は「 誰かのためをやめて、自分を大切にする生き方 」を教えてくれる本です。
テレビや本の内容が頭に入ってこなくなったら、まず休む
当たり前の話ですが、スマホのバッテリーが切れかかっているのに、充電しないと、電源が切れて全く使えなくなってしまうように
自分が疲れているときに、休まないとうつ状態にになってしまって何もできない状態になってしまいます。
疲れているとテレビや本の内容が頭に入ってこなくなるし、好きな食べ物を食べても「あまり美味しくない」と感じます。
眠れなくなったり、食欲がなくなったり、頭が働かないために仕事でミスが多くなったり、ちょっとしたことで涙が出たりするようになります。
弱っているときは、自分に課しているハードルを下げる
サラリーマンの人で、もし一時的な不調な場合、仕事以外は手を抜いてみることです。
つまり、仕事を頑張るのなら、掃除、筋トレ、副業、料理、洗濯、読書をサボるという感じです。
一方仕事が原因で慢性的にメンタルの不調になっている場合、週5の労働に向いていないタイプになります。
そういう場合は難しいかもしれませんが、会社員をやめて、バイトや派遣、フリーランス、またはフルリモートの仕事など
自分がつらいと感じない仕事へと変化させた方がいいです。
心を鍛えて強くするより、弱くても生き延びられるように工夫する
筋肉は負荷をかけて鍛えられるが、心を鍛えて強くする方法なんてほとんどありません。
だからこそ、よくしなる木のようにキツくても工夫やケアによってめったに折れない心の状態を目指すことが大事になります。
そのためには、自分なりのストレス解消法を用意しておくことです。
弱っているときは、自分の幸せ、自分の心地よさに目を向ける
うつ状態になっている人は、たいてい、自分よりも他人、会社、親を優先している人が多い。
幸せになる優先順位
自分がやりたいこと、自分の気持ち、自分が使命感を持ってやれること
相手に貢献できると思えること
つまり、他人から褒められようが褒めてくれなかろうが、まずは自分が満たされること、したいことをやることが一番大事になります。
弱っているときは、SNSを休む
SNSを見ていると、すごい人、優秀な人、美しい人の投稿が目に入って、自分のダメさ加減に打ちのめされてしまったり
ネガティブな情報に飲み込まれてしまったり、またはメンタルに一番よくない焦りが生まれてしまうからです。
SNSを見てすごい人に憧れるのは勝手ですが、人は半分以上は遺伝で決まっているから、そういう人たちみたいになろうとすると苦しくなります。
弱っているときは、自分を大切な友達だと思って語りかけてみる
大切な友達だと思って自分に語りかけることができれば、自分に少し優しくなることができるからです。
人は自分には厳しいけど、他人には優しいもんです。
しんどいときに、自分は何をやってもダメな底辺だ、もう終わりにしよう。と落ち込むのではなく、自分で自分に語ってみることです。
苦手な人とはどんどん距離を取る
苦手な人と接していると本当に疲れが溜まりやすいからです。
お互い関わらないことがWin-Winの関係です。
どうしても会話をしなければいけないときは、必要最低限にするといいわけです。
弱っているときは、体をゆるめてみる
体をゆるめてみると、あとから心も緩んできます。
緊張する場面であえてリラックスできることをやると心もほぐれてきます。
幸せは期待するものではなく、覚悟するもの
「私は幸せになる」と覚悟すれば、1つの道がダメでも、また別の道で幸せになろうとするからです。
最初から自分の望む道に行ける人は一握りの人だけでみんな大抵は挫折しているものです。
このように今どれだけ過酷な状況であっても「私は幸せをとりにいく」と覚悟すれば、自分から主体的に動いて行くことができまし、たくさんの失敗で心が折れにくくなります。