【ブライアン・トレーシー】カエルを食べてしまえ!【読書感想文】
この本は「自分の望むものを手に入れる方法」を教えてくれる本です。
自分が望む結果を出す人は、どうでもいい8割のことには目も触れず、重要な2割のことに一心不乱に取り組んでいます。
たとえそれが大変だったり、難しいことであっても重要な2割のことはさっさと辞めてしまう。
それが結果を出す人です。
タイトルにある「カエル」というのは、あなたにって最も難しく重要な仕事、大きく自分にとってプラスになる仕事のことです。
それは自分にとっては2割のことはだいたいの場合、行動するのが怖かったり、辛かったりすることが多いからです。
何をなしとけげたいのかをはっきりさせる
これからどこに向かえばいいのかわかっていない船や飛行機があったとしたらふらふらしてしまいます。
そうなると、目的地には早くたどり着けません。
同じように成し遂げたい目標がなければ、底に向かって行動を起こせないから目標を成し遂げることもできません。
今現在97%の人は自分が何を成し遂げたいのかわかっていないまま、動いています。
ただぼーっと生きていると、どんどん怖いことから逃れて、楽な方へ楽な方へ流されていってしまいます。
まるで老後になにもすることのなくなった老人が、ぼーっと昼間からニュースを見て酒を飲むような感じです。
そうなると人生は右肩下がりになっていき、充実感も消え失せてしまいます。
必ず人間「ここ、もっとこうしたい」という願望があるはずです。
それを思い出すことです。
まずは、カフェにでも行ってコーヒーを飲みながら紙とペンを用意して自分の願望をできれば具体的に書きだしてみるといいでしょう。
自分が何を成し遂げたいか、自分が欲しいもの、なりたいものという最も重要な質問は
chatGPTやGoogleも答えてくれません。
行動する前にしなければならないことをリスト化する
そもそも、人は自分がするべきことを忘れてしまうからです。
例えば、スーパーマーケットで「あ!ティッシュ買うの忘れた!」とか買うべきものを忘れてしまうことはないでしょうか?
このように、人はやるべきことを今覚えていても、数時間後にはすっかり忘れてしまいます。
そんな時には、メモに買うべきものを書いて買い物する時にチェックすることです。
同じように自分の願望を叶えるための行動する前にチェックする必要があります。
そうすればど忘れしたりせずにその行動をとることができます。
このように願望を達成させるために必要な行動をできる限り書きだしてリストをつくるわけです。
そして、行動するために毎日チェックする。あとはリストに書いてあることを毎日1つずつでいいから実行していくことです。
先に大事なことからやって、どうでもいいことを後回しにする
この世の中のことはだいたい80対20の法則です
パレートの法則が当てはまることが多い。
これは全体の20%の大事な行動によって、結果の80%が決まるという法則です。
例えば20%の顧客によって売上の80%が決まり、20%の商品やサービスによって収益の80%が決まるというイメージです。
願望を叶えるために行動すべきことが10個有るのであれば、そのうち2つがとても重要なことで、残り8つはどうでもいいことになります。
まずは、この2つの重要なことをまずやりなさいということです。
だが、ほとんどの人は重要な20%の仕事を後回しにして、たいして重要ではない、80%の取るに足らない仕事ばかりやってしまう事が多い。
なぜなら、重要なこと問負うのは恐ろしく難しくて面倒くさいことが多いからです。
そのため、いつもどうでもいい8割のことばかりに時間を使う人は多いです。
その結果、大事なことを行動する時間がなくなって、タイムオーバーになってしまうことがあります。
大事な方法を見極める方法は?
2割の重要なことは行動するのが怖いものですが、その代わりに達成感があるし、長期にわたって人生に大きな影響を与えます。
8割のどうでもいいことは、行動するのが怖くない代わりに、たいした達成感は得られないし、人生に短期的な影響しかないわけです。
自分の行動リストの中から「重要な20%の仕事はなにか?」とつねに自問自答する必要があります。
行動するべきリストの中から重要な2割のことを選びとって勇気をもって行動を起こすことが人生で成功をおさめるための大きなカギになります。
はっきりとした将来像を持って行動する
人生を長い目で見るとことで、恐怖やめんどくさい気持ちにに流されずに行動することができるからだ。
今この瞬間だけを見ていると人はなかなか怖くて行動ができないわけです。
しかし5年後、10年後に「自分はこうなっている」というはっきりした自分の将来像を持っていれば、怖くても行動することができる。
なぜなら、今の怖い行動が自分の理想の未来に通じているからです。
一度はっきりした自分の将来像をイメージすると
今、めんどくさいことや辛いことでも、淡々と行動することができます。
自分の未来像がはっきりすればするほど、今やるべきこともはっきりする。
そして行動せずにはいられなくなる。
期限を設けて自分を追い込む
人間、期限がない状態だとなかなか行動に移すことが難しいからです。
夏休みの宿題も、追い込まれていないとなかなかやる気になれないでしょ。
それと同じように自分が本当にやるべきことをやるときには、期限を決めて取り組むのがいいです。
例えば「結婚するなら35歳、30歳までには独立する」など。
ベストは、自分を少し追い込ませるような期限を設けるのが一番いいです。
期限が短ければ短いほど、工夫したり、頭を使ったりして短期間でより多くの仕事をやり遂げようとするからです。
デスクの上を片付ける
デスクの上が散らかっていると作業をする時にもたついたり気が散るからです。
もし、「簿記の資格を取りたい」「東大に合格したい」と目標が有るのなら、机の上はそれに必要なものしか置かないことです。
ある意味ミニマリストにしておくことです。
朝一番に最も困難で重要な仕事をやっつける
大抵の人が最大の力を発揮できるのは、十分な睡眠を取ったあとの朝の時間帯です。
実際に成功者の多くは朝早起きです。
基本的に人は朝起きてから夜になればなるほど疲れていって、エネルギーや意欲がなくなってしまいます。
そのため朝にやれなかったことを夜にやるのはほぼ不可能です。
特に一番ダメなのが、朝にやれなかったのが心残りで、疲れ切っているのに、なんとか取り戻したくて夜更かしをして頑張ることです。
SNSやニュース、TVを見るのを最小限にする
SNSやニュース、TVなどはそんなものは知らなくてもいい情報です。
仮に1ヶ月どこかにでかけて通信機器に触れることがなくても何も困りません。
むしろ困らないどころか、暗いニュースを見る機会が減るからポジティブにいられます。
時事ネタや芸能ニュース、悲惨な事件を知るよりも、今日自分の願望に通ずる行動を取れたのか取れなかった、そっちがもっと重要です。
なので、朝の仕事モードのときは、ニュースとかSNSは絶対に見ないほうがいいです。
自分の足を引っ張っているものの正体をはっきりさせる
だいたい、どんなことにも大なり小なり足を引っ張るものがあります。
足を引っ張るもののうち、80%は自分の内側にあり、20%が外的な要因だということです。
行動ができなくなるのは「傷つくのが怖いから、めんどkすあい、眠い、慢性的な体調不良、もしくは人が邪魔している、ライバルの存在、予算の問題、スキル不足」などなど、理由なんてたくさんあります。
その原因を見つけ出してはっきりさせておくということです。
そして大抵の場合は「怖いから」行動ができないわけです。
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