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【鈴木祐】天才性が見つかる 才能の地図【読書感想文】

この本は「凡人でも成功する方法」を教えてくれる本です。

ほとんどの人は、好きなことで成功できない

実際に多くの研究で、自分が情熱を持てる趣味や好きなことに打ち込んでいる人ほどジンシ絵の満足度が高いという報告があります。

しかし、好きなことをやれば、多くの人に評価されて、成功できるのかというと、残念ながら好きなことをやれば成功できるといいう考えを支持するデータはほぼない。

逆にパフォーマンスが下がってしまうという報告もあります。

理由はいくつかありますが 好きなことは変わりやすい

心理学の調査によると、人の好きなことは平均して、2年~3年で変わる事が多く、10年も経つと全く変わってしまうことも多い。

だから何十年も続けていく仕事を好きなことで決めると、途中で飽きたり、情熱がなくなったり、好きじゃなくなったりしてやめてしまうことが多い。

または好きすぎて自己満足に走ったり、完璧主義者にになってしまうことも多い。

また、たいていの人の好きは世の中から求められていないことも大きい。

ケベック大学の調査によると、多くのひとが好きなものの90%はスポーツ、音楽、アートに偏っていることがわかります。

これは、華やかなイメージがあるからです。だが、スポーツ、音楽、アート関係の仕事はすべての職業の3%しか占めていない。

そのため、好きなことを追求すればするほど、競争の激しい世界に身を置くことになり、結果的に自分よりもそれができる人に破れて夢を失うアニメータやスポーツ選手が量産されてしまう。

一握りのとんでもない才能を持つ人だけが好きを貫いて成功することができるが、ほとんどの人にはそれは当てはまらないです。

ほとんどの人は得意なことでは成功し続けられない

得意なことを追求すると、必ずその得意なことをもっとうまくやれる人が現れるからです。

上には上がいるから、自分の得意なことだけで突き進もうとすると、もっと得意なやつに装具することになります。

そうして、ついには自分の得意なことを見失ってしまいます。

遺伝だけでは成功は決まらない

どうせ人生は遺伝で決まっていると考えて、やる気を失い、努力を怠ってしまう人がたまにいます。

それが成功する上で一番良くないことです。

重要なのは自分を活かす環境に身を置くことになります。

たとえば、脳を最大限働かせるために運動習慣を持ったり、魚や野菜などの食事を取ったり、睡眠の環境を整えたり、刺激を与えあえるコミュニティに入ったり、自分の性質をうまく活かせる仕事につくことなどになります。

このように最初に配られたカードがたとえ悪かったとしても、そのカードを最大限活かすフィールドや環境を整えられれば十分に成功することができます。

才能とは、グループ内での優位なかたよりである

会社や自分の所属しているコミュニティで他の人と異なっている能力が周りから評価されたときにその能力を才能と呼びます。

ポイントは自分が苦手か得意かは一旦おいておいて、ただグループの中で、際立ってかたよっている自分の能力を活かすことになります。

周りの状況を見て、自分の持つ異なる部分を売りにすれば、ゲームが上手い、その他大勢の人と競争せずに済むし、自分の進むべき道が見えてくるということです。

ルールが曖昧な世界であるほど、弱者でも逆転可能

多くの人は、自分のかたよった能力を評価してくれない世界で頑張っているため報われないことが多いわけです。

ルールが固まってしまった世界では、生まれつき運動神経がよいとか、スタイルがよいとか、分析能力があるといった才能とそれを最大限に活かせる環境を作る人だけが活躍する弱肉強食の世界となります。

自分が欠点だと思っている部分も場所が違えば、立派な才能になりえます。

偏りを利用するには、まず今成功している人、既存のルールを知る必要がある

まずは普通を知らないと、偏ったことはできないからです。

自分が今取り組んでいる世界の普通、常識、既存のルール、売れている人を知らなければ、ズラしたり、かたよった面白いことをすることができません。

かたよりや異能で活躍する場合、真似されにくさを考える必要がある

誰でもできるかたよりで注目されると、すぐに他の人に真似されてライバルが増えて、競争が一気に激しくなります。

他の人が真似しようと思っても、簡単には真似できないようなっ自分のかたよった部分を混ぜ込んでおく必要があります。

世の中で活躍するには、自己アピールが欠かせない

どれだけ優位なかたよりを使って活動していても、それをしっかり周囲に伝えて見つけてもらわないと、成功することはないからです。

実際に他と違っておいしいチョコレートだって、誰にも知られていなければ、存在しないのと同じだから当然売れません。

なので、世の中で活躍するには自己アピールが欠かせないわけです。

自分の成果ややっていることは、しっかりと自分の口から伝えないと、まわりの人は気づいてくれないということになります。

そのためSNSなどを使って自分の活動をアピールしていくといいわけです。

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#鈴木祐 #天才性 #地図 #才能 #読書感想文 #推薦図書

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