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【ジェニファー・アーカー ・ナオミ・バグドナス 】ユーモアは最強の武器である: スタンフォード大学ビジネススクール人気講義 【読書感想文】

この本は、「ユーモアを持つことで人生を豊かにする方法」を教えてくれる本です。

大人になるとみんな笑わなくなる


なぜなら「ウケなければならない」という思い込みがあります。

学校とかは良いですが、会社でジョークを言うのはだめな雰囲気がありますね。

それどころか、大人になるとプライベートでも笑う回数が減っていきます。

実際に166カ国140万人を調査すると、人々が1日に笑ったり微笑む回数は23歳ごろから急激に減り始めると明らかになりました。

平均的な4歳時は1日に300回は笑う一方で平均的40歳は2~3ヶ月で300回笑います。

つまり、大人になって働き始めると、笑顔と引き換えに、ネクタイを締めて、スーツを着て急に「真面目ぶる」ようになります。

あれだけ、「笑う門には福来る」とか言うけど、全然笑っていません。

特に世の中が不安なときほど、ユーモアにふれる機会は少なくなります。

だから、1日1,2回ぐらいユーモアをいうくらいでいいわけです。、、

少し笑って真剣に仕事に取り組むこれが重要です。

ユーモアがある人は、人間関係がよくなってモテやすくなる


なぜユーモアのある人のほうが人間関係が良くなるかというと、人は笑い合うことで相手を信頼するからです。

実際に信頼ホルモンであるオキシトシンが出ると、人は相手を信用しやすくなります。

友達と一緒に笑った経験があると相手を信頼できるようになって、腹を割ってなんでも話したり、弱みを見せたりしやすくなります。
なにか交渉をするときも真面目な話だけでなく、軽く雑談で相手と笑いあったほうが信頼性高まって効果的になります。

実際に笑えると思っただけでもストレスホルモンであるコルゾールが39%減少し、安心感が生まれ、心が落ち着き、ストレスが緩和されることが明らかになっています。

だから人はユーモアを持って笑わせてくれる人にまるで磁石のように惹きつけられていきます。

さらにユーモアを言える人のほうが「地位が高くて、知性が優れている人」という印象を与えることまでわかっている。

ウケなければならないという思い込みを捨てる


実際ほとんどの人が大人になると、「面白いことを言ってもウケないんじゃないか」とか「爆笑を取らなければならない」みたいな思い込みをする。その結果ジョーク1つも言えなくなります。

しかし、爆笑なんて取らなくてもいいです。
くすっと笑えるくらいでいい、いやむしろ少し相手が微笑むぐらいでいいです。

大事なことはみんな大騒ぎして床を転げ回るような爆笑をとることではなく、みんなが少し微笑むような瞬間を生み出すことです。

相手を深く傷つけないように空気を読んで冗談を言う


適切か不適切かの違いは、相手の性別、倫理観、仕事、年齢、病気、アイデンティティなどをしっかりと把握した上で、相手を深く傷つけないように冗談をいうことです。

もし冗談でも相手を傷つけてしまうと「無礼者」になってしまいます。

例えば「身長170センチ以下の男性に人権はない!」って冗談でいえますか?
笑えないですよね。むしろいらっときます。
しかし、女性だけのコミュニティであれば笑い話ですみます。

やりすぎたり、ふざけすぎてはいけない


仮に爆笑をとったとしても相手は本心では引いてしまうことが多いわけです。
なにより、地位や能力が低い印象を与えてしまいます。

場によって不適切な冗談を言ったり、爆笑を取ったりしても結果的に相手に悪い印象を与えてしまうだけです。

だからあくまで適切な冗談を言って、くすっと笑えるくらいを目指すべきです。

自身の身に起こった不運を明るく話す


人の不幸は蜜の味」といいますからね

別に私たちがいじわるだからではなく、シンプルにひどい目にあったことを明るく話されると
そのギャップに思わず夢中になってしまうようにできているからです。

だから、何も話すことがないときなどは、身の回りであったちょっと不運な話をするのがおすすめです。

自分の不運をネタにすれば、相手を深く傷つけることも少ない。

面白くするには事実を誇張する


なぜ面白くするには事実を誇張するのかというと、それは日常で笑えるようなことはそうそう起こらないからです。

なんどえちょっとオーバーに自分が感じたということを伝えるわけです。
これができるとかなり面白い話ができきるようになります。

面白くするには比喩を使う


いろいろ比喩をつかうことでその行動や状況の滑稽さを際立たせることができる。

私たちはお笑い芸人ではないので、そこまで凝った笑い話を求められているわけではないです。

ユーモアや冗談は1,2回くらいでいい


実際に塩を料理にかけすぎると食べられなくなりますよね。
ただ、ひとつまみかければ味をとても良くしてくれる。

それと同じでユーモアを発揮して笑いを取ったりするのもやりすぎると逆効果です。

バランスが大事です。

また、初対面の人は、とくに面白い話をいうことd「あ!この人はユーモアのある人だ」
という印象が相手に強く残りやすい。

もっと読みたい人は!

#ジェニファー・アーカー #ナオミ・バグドナス #ユーモア #スタンフォード大学 #ビジネススクール #読書感想文 #推薦図書

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