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【小林義崇】元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者【読書感想文】
この本は「富裕層の実態を知ることでお金持ちなる方法」を教えてくれる本です。
著者は、国税職員として多くの富裕層を見てきてわかったのですが
お金の使い方、行動、そして価値観や態度などに多くの共通点があることでした。
富裕層は1円たりとも無駄金を使わない
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お金持ちはお金を稼ぐだけじゃなくて、お金を守ることにも力を入れなければ富裕層でい続けることはできないからです。
実際、電話代のような小さな費用でもケチる人が多かったり、部屋の中のものが驚くほど少なかったり
服はユニクロや無印良品などの服の人が多かったそうです。
中には10億円以上の資産があるのに車を保有していなかったり、軽自動車に乗っている人もいました。
たまに高級車に載っている人たちもいますが、あれは「節税対策」です。
また、総務省の「家計調査」によると、収入の高い人ほど、毎月の食費や住居費、水道、光熱費の割合が下がっている人が多かったです。
お金持ちといっても食べ物を2倍食べられるわけでもないし、お風呂が2倍大きいわけでもないです。
毎日、ステーキとかデザートとか食べていたら体を壊しますし。
このようにお金持ちは意外と質素な生活をしている人が多い。
たまに、お金持ちの人は良い服とか、高級な腕時計を持っていますが、それは良いものを買って長く使っているということです。
このように少々高額でも品質がいいものを書くときには「大事に長く使おう」という意識が芽生えてかえって節約にもなります。
お金持ちは、ギャンブルなんて絶対にしないし、それこそコーヒー1杯でも無駄なことに1円も使いたくないのがお金もちの価値観です。
じゃぶじゃぶお金を使っているイメージというのは、妄想です。
そういう人は見栄を張りたいだけの背伸びした小金持ちですし、お金を娯楽につかってじゃぶじゃぶ使っていくのはいずれ沈んでいく人です。
お金持ちは教育費にたくさんお金をかけている
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お金持ちがなぜ?教育にお金をかけているのか?
それはシンプルに学歴や頭が良ければ、それだけ収入がたかくなって、この資本主義社会を生きやすいからです。
総務省のデータでもお金持ちになればなるほど塾や習い事などの1ヶ月の教育費が増えています。
学歴がない人がお金持ちになるには、実力で独立するしかないからです。
また中卒、高卒、大卒では生涯賃金がかなり違ってきます。
そのため高卒や中卒の金持ちだったとしても、自分の子供には教育費をうんとかけて高学歴にしたり、海外に留学させる人が多い。
教育費をかけて「稼げる人」にするほうが税金上も有効です。
つまり「教育こそ最大の投資」ということです。
富裕層は株に投資している
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それはお金を銀行に預けていても増えないからです。
実際に日本では銀行に預金していても増えないです。
アメリカでは、銀行にお金を預けているだけで年率で約4%増えていきます。
富裕層は無駄なことが嫌いです。そこでお金や株、不動産などの資産に変えて、お金に働いてもらうようにします。
日本の場合、働いて稼げば稼ぐほど税率が上がっていってしまうが、株の税率は一律20%です。
そういった税金の面でもお金は預金ではなく、株に投資したほうがいいわけです。
富裕層はあえて借金をして不動産を買う
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不動産を持つことがお金持ちになる大きなポイントだと確信しているわけです。
不動産を持つというのは、オセロの角をとっているという状態です。
そして一度家賃が入り続けると時間がたつにつれてお金が増えていくし、他のビジネスみたいに浮き沈みがない。
不動産といってもぼろぼろになった小さなか戸建てをやすいお金で買い取って、少しリフォームして
誰かに貸し出すことも可能ですし、銀行から融資をしてもらってマンションを買うことも可能です。
富裕層の多くが借金をして不動産を買っています。
とはいえ、空室や利回りなどを計算して、数十年後におそらく返済できるというしっかりした計算の上でお金を借りていますけどね。
当然、借金があるから最初は苦しいが、長い目で見るとお金を返し終えて不動産だけが残る日が来る。
そうしたらまた大きくお金を借りて不動産を買う。このループです。
富裕層は賃貸ではなく持ち家に住む
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これはシンプルに自宅に住むことで家賃を抑えることができます。
総務省のデータによると、年収が高ければ高いほど持ち家の比率が目に見えて高くなってきます。
お金持ちは、高級住宅街に住みます。
なので、周りはビジネスで成功した人ばかり、変な人が住んでいることもありません。
変な人が隣に引っ越してくることもありません。
富裕層の中には、自分が住みたいマンションを買ってしばらく生活して、飽きたら別のマンションを購入して
そして、前の住まいは賃貸に出して賃貸収入を得るという方法でマンションを頻繁に購入して転居を繰り返している人もいます。
富裕層は仕事が一番の趣味であることが多い
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それは仕事が生きがいだからです。
仕事は創意工夫によって人に影響を与えたり、人を喜ばせることもできるし
うまくやれば尊敬されて社会的地位も上がる。
さらには収入も増やすことができるし自己実現もできます。
そういう意味では、仕事はかなり面白いゲームです。
富裕層のなかには65歳を超えても退職することなく、70歳、80歳まで元気で働き続ける人が多い。
富裕層は礼儀正しく、独特の落ち着チア雰囲気を持っている人が多い
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これはお金があることに精神的なゆとりがあるからです。
税務調査に行っても、とにかく富裕層は礼儀正しくむしろあちらから歓迎されるような感じだそうです。
礼儀正しくすることは誰でも自分の意識次第でできます。
まずはそこから真似するのがいいと思います。
富裕層はペットを飼っている
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それは、ペットが居ると生活に潤いが出るし、なにか守るものを持っていると頑張る活力なるからです。
米国心臓学会の研究によるとペットを飼うということはストレス軽減にも役立つわけです。
そして、家族の人数も多くなりがちです。
だいたい配偶者と子供2人の構成が多いわけです。
また男性の場合は、高学歴で高収入であるほど子供を持つ割合が多くなっています。
そう考えると富裕層はペットや子供などに囲まれているということです。
自分が頑張ったら、家族全員が豊かになるほうが仕事もやる気になれるでしょう?