【Poche】あなたはもう、自分のために生きていい【読書感想文】
この本は「劣等感や自己肯定感が低くなった原因」を教えてくれる本です。
褒めららた「ありがとう」というだけでいい
他人から褒められたときにその言葉を素直に受け入れられない原因は
子供の頃に大人から否定されたポイントを褒められている場合が多い。
まず、知っておくべきなのは、相手はただ褒めているだけだどということと、それを悪く捉えるのは自分の過去に原因があるからです。
あとは、褒めららたときはたとえ嬉しくなくても否定せずに「ありがとう」の一言を伝えられたら完璧です。
「私なんて」「どうせ無理」の原因は過去にある
自己肯定感が低い人の常套句ですが
「自分なんて」「どうせ無理」というワードは多くの場合、過去のなにかのせいで「私なんて」と思わされています。
そして厄介なのは「私なんて」「どうせ無理」と思っていると、差し伸べられた手に気がつかなくなったり
助けに対して自ら手をふりほどいてしまうようになってしまいます。
また「自分なんて」と思っていると、仮に自分を好きになる相手が現れたとしても
「だめな自分を好きになるなんて相手はおかしい」という思考になり、せっかく自分のことを好きになってくれた相手を拒絶してしまいます。
そのため「自分なんて」という呪いにかけられると友だちや恋人をつくるのがとても難しくなる。
そんなときは、まず過去の出来事のせいで「私なんて」と思わされていることを知り
その上で、「自分も幸せになってもいい」と自分に許可を出すことです。
相手から質問が嫌だと感じるのは、だめな自分をさらけ出すのが怖いから
「仕事はなにをしているんですか?」「プライベートはどこに行っているんですか?」と根堀葉掘り聞かれると苦しくなったり
責められているような気分になったり、怖くなる人がいるということです。
100人いれば100通りの自分がされた嫌な質問があります。
質問されたくない人の特徴は、過去に親が自分に興味を示していないと感じて育った人が多いそうです。
つまり自分の価値は低く、相手の価値のほうが高いと思い込んでいるということです。
まず多くの場合、相手の質問はただの質問です。
それ以上でもそれ以下でもないです。
ただ知りたいから質問してきている、いやそれどころか雑談という場合も多いわけです。
そして、なぜ自分は特定の質問が苦手なのか?について考えてみてもいいわけです。
そもそも人って他人にそれほど興味がないものです。
自分を苦しめる過去のルールや価値観はもう捨てていい
何かを「しなきゃ」「すべき」「こうあるべき」という価値観やルールも
過去に価値観植え付けられたことが原因になります。
ポイントは「しなきゃ」「すべき」と思われることに自分の心を疲弊させるゴミが紛れ込んでいるということです。
嫌いな人に好かれようとしない
「自分を大切にしてくれない人から離れる」
「自分を大切にしてくれる人を大切にする」
「嫌いな人に好かれようとしない」
の3つです。
まず、大事なのは「嫌いな人がいるのも、苦手な人がいるのも自然なことだ」ということです。
この世の中から人間関係の悩みがなくならないのは正常なことです。
人間関係で悩む人は「人を嫌いにあるのをやめたい」と思ったり、「なんとか嫌いな人を好きになりたい」ともがいたり
「嫌いな人を0にしたい」という幻想を抱いたりします。
ここで重要なのは「嫌いな人には好かれないほうがらく」だと割り切ることです。
なので、自分を大切にしてくれない人には離れる、つまり自分がいくら相手のことが好きでも
自分のことをたいせつにしてくれない人には関わらないことです。
人間関係で苦しまないためにはとにかく
「自分を大切にしてくれない人から離れる」
「自分を大切にしてくれる人を大切にする」
「嫌いな人に好かれようとしない」
の3つが大事です。
自分に優しい言葉をかける
ここからはしんどいときに自分の心を回復させる方法です。
だいたい自己肯定感の低い人は、普段から自分に対して「自分ごときが」「底辺が」「どうせ」「自分なんて」という感じで自分に対して鬼教官バリに厳しい言葉をかけている可能性が大です。
ここで自分を労おうというわけです。
自己肯定感の低い人は自分に厳しすぎるから自分に少し優しくすべきです。そのほうがバランスが良くなります。
元気なときに自分のお世話方法を準備しておく
心身が不調になって落ちきってしまうと、「どうやって回復するか」なんて考える余裕すらなくなってしまいます。
自分の機嫌くらい自分でとれないほど疲れてしまいます。
だからいざというときのために自分のお世話方法を準備しておく必要があります。
車でいうと故障する前に整備したり、修理したり、オイル交換をするイメージです。
しんどいときは意識的に考えない時間をつくる
悩んでいるときには「自分はなぜ生きているのか?」など
永遠に答えが出ない問いがぐるぐると頭を回っています。
そのためにい、意識して考えない時間をつくるべきです。
その方法としてまずはたっぷり寝ることが大事となります。
寝られないときには、没頭することをおすすめします。