【レス・ギブリン】人望が集まる人の考え方【読書感想文】
この本は「いい人間関係を築く方法を教えてくれる本」です。
人間関係は相手の自尊心を満たしたか傷つけたかで決まる
いい人間関係を築くには相手を大切に扱わなければならない
ビズネスで使われえている丁寧な言葉づかいやお辞儀などの礼儀やマナーは
すべて「あなたを大切にしています」ということを示ための所作です。
失礼なことをすると、人間関係はうまくいかなくなってしまう。
いい人間関係を築くには、相手に「あなたのことが大切だ」ということを示すことです。
人は自分を軽くみたり、バカにしてくる人を「敵」とみなします。
相手の自尊心を満たせば仕事も恋愛も自然とうまくいく
人というのは自尊心の塊です。
そのため、自分を大切にしてくれる人やものに集まります。
SNSは自分の投稿に対して他人から「いいね」がつくことで自尊心を満たしています。
絶対に待ち合わせ時間に遅れないこと
時間に遅れるということは相手を軽く見ていることを示す行為です。
どんな用事でも人との待ち合わせ時間に遅れるのは絶対にNGです。
相手が遅刻して怒るのは「5分くらい遅刻しても構わない相手だと自分のことを軽くられていること」に怒っているからです。
身だしなみを整える
私たちが人を見たときにどう感じるかは資格が最も大きく左右しています。
メラビアンの法則で人の印象は視覚情報で55%で決まります。
身だしなみも「相手を大切にしている」という印象を与えます。
プラスではなく、マイナスくならない身だしなみを意識することです。
相手を笑顔で迎える
人とあったらまずは微笑もう
微笑みは誰でもできる最高のプレゼントです。
笑顔で迎えられると「あなたに会えてとても嬉しい」というメッセージを受け取った気がします。
自分にだけ微笑みかけてくれることで特別扱いをされている感覚になります。
会話で大切なのは相手に話させること
当たり前ですが「もう一度会いたい」と相手に思わせるには楽しい会話が必要になります。
ここで大切なのは「相手に話させること」です。
基本はありきたりな話題からはじめて徐々に相手に質問をしていき、相手の話題の中心に聞いていくのがベストです。
そして、相手が話し始めたら顔を見て真剣に聞いてあげることです。
相手の話に耳を傾けて辛抱強く聞くことは「あなたの話は聞く価値がある」という意思表示になります。
つまり、自尊心を満たすことができます。
相手の話を否定せずに賛同すること
人というのは共通点から相手に親近感を抱く生き物だからです。
私たちは自分に賛同してくれる人に好意を抱き、自分に賛同してくれない人に反感を抱くようにできているからです。
たとえ、相手の発言に反対しなければならなくても、相手に賛同できる点を1つでも見つけてそれに共感するのがいいでしょう。
とにかく、人は自分の意見に賛同してほしい生き物です。
相手に愚痴や悩みを話してはいけない
愚痴っぽくて世の中や人生について悲観的な見方をする人は、どこに行っても嫌われる
ネガティブな人が好きな人はいないし、悪い知らせを心待ちにしている人はいないのです。
なぜなら、自分のことにして興味が無いからです。
だから、自分の愚痴や悩みを相手に話していれば、いつの日か相手はうんざりしてそっぽを向いてそのうち誰もいなくなります。
相手の顔を見て褒めよう
お世辞でもいいので相手を褒めることです
褒めるのは笑顔と同じように無料で相手を喜ばせることができる行為ですから、やらないともったいないです。
第一印象を変えることは難しい
第一印象が最も印象に残りやすいのは事実です。
初めて会ってネガティブな感じを受けたら、その後どれだけポジティブであっても、ネガティブな人という印象が強く残ります。
人の印象というのはほぼほぼ最初で決まってしまいます。
だから初対面ほど笑顔で対応したり、キレイな身だしなみにしたり、遅刻せずに対応したり、聞き上手に徹するとより効果的になります。
相手からではなく自分から働きかけよう
相手が心をひらいてくれるのをまっていてはいけない
自分から積極的に行動しましょう。
実際に仲の悪い夫婦は互いに「相手が誠意を示してくれるのなら許してあげてもいい」という。そうやって数年の間ずっと不仲のまま過ごしてしまい、結局離婚してしまいます。
このように相手にばかり自分を大事にすることを求めてしまうと、人間関係は絶望的になります。
もし人間関係を修復したいのであれば、まずは自分から相手に歩み寄ることです。