【針貝有佳】デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか【読書感想文】
この本は「デンマークの物の考え方 」を教えてくれる本です。
デンマークはどういう国なのか?
デンマークは北ヨーロッパにある人口590万人の小さな国です。
これは、千葉県の人口より少ない人口になります。
またデンマークは税金が世界で最も高く、消費税は25%、所得税は40%~60%、車の購入は280%の税金がかかる。
税金が高いわりに、医療費や大学までの教育費が無料で、出産や介護も無料など福祉が充実いしています。
デンマーク人は人生に大きな不幸があってもなんとかなるという安心感を持っています。
デンマーク人は週末に公園や森を散歩する自然を愛する国民です。
電子政府ランキングで3回連続1位になるなど、デジタル化も進んでいる国になります。
そのため、マイナンバーは当たり前で、店では現金よりカードやスマホ決済が一般的です。
デンマークでは人口が少ないために、一人ひとりの国民が無駄な仕事をすることをできるだけ減らそうという意識が高い。
デンマーク人は、プライベートが充実しているからこそ仕事も頑張れると考えている
実際デンマークでは法令によって、すべての労働者に年間合計で5~6週間の有給休暇が与えられており、その他にも夏休みや祝日があるため家族で過ごす時間や旅行の時間をたやすく作ることができます。
デンマークでは多くの人が7月に夏休みを取るため、だいたい7月に仕事のメールを送っても「只今休暇中です」というメールが自動返信されてきます。
デンマークでは「プライベート充実しているからこそ、良い仕事ができる」と考えられています。
つまり優先順位1位がプライベートや家族、2位が仕事ということになります。
仕事も家事育児も夫婦が協力しやるものという価値観がある
デンマークでは男性も女性も、同じように仕事をして稼ぐことを期待されているし、家事や育児をすることを進めて求められている。
デンマークでは離婚した場合、共同親権を持つことができます。
実際に別居した父と母が1~2週間ずつ交代で子供をお世話するケースが多く、子供を元パートナーに預けているときに自分が長めに仕事をして子供を自分が預かっているとき
仕事の量を減らすという感じで負担が偏らないように工夫をしています。
デンマーク人は仕事の付き合いをしない
デンマーク人はプライベートを仕事よりも大事にしているため、仕事終わりに同僚とつるむことがほぼない。
実際に同僚や部下と飲みに行ったりしないし、懇親会などの付き合いもないわけです。
デンマーク人は自分と同じように、周りの人も仕事より大事なプライベート時間があると考えているため
相手のプライベートな時間を自分が邪魔しないように努めています。
仕事は相手に仕事を任せて、細かくチェックしない
デンマークは個人主義、つまり個人の自由なので、仕事を任されたらその人のすべての決定権が与えられます。
そもそも人口590万人のデンマークではできるだけ無駄な仕事を減らし、効率よく仕事を進めたいという意識が強い。
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