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【川本晃司】スマホ失明【読書感想文】

この本は、今後、多くの人が直面するであろう目の問題 を教えてくれる本です。


近視の先には失明がある

失明になる原因の第5位に強度近視 が入っています。

強度近視になると、どんどん目の状態が悪化していき、やがて網膜剥離や緑内障、黄斑症などの失明に至る病気になってしまいます。

基本的に目は遺伝と環境の2つの要素で決まります。

だから遺伝的に目が悪くなりづらい人もいますが、最近ではスマホによって環境が破壊的な状況いなっているため、遺伝的に目が悪くなりづらい人でも近視になる人が増えています。

10代の近視が急速に進んでいる

長い時間スマをみているために眼球が内側によった状態で固定化されてしまう。

そして、片目だけならものにピントを合わせられなくても両目でピントが合わなくなります。

スマホに顔を近づけてもらえばわかりますが、ものを近くで見るときは目が内側によってきます。

この状態を続けすぎて内側に目が寄った状態が固定されてしまうということです。

このように近頃子供の近視が深刻化しています。

その一番の原因がスマホの利用時間の長さです。

スマホを見ている時間は10代が一番多くて、その後に20代、30代と年代が上がるほどにしたがって時間が減っていきます。

禁止になる原因

  • スマホの普及

  • 近業の増加

  • 外で遊ばなくなった

近業とは、シンプルにテレビ、ゲーム、スマホやパソコン、本アドを近くで見て作業をすることを指します。

当たり前ですが、今は遊びも仕事も何をするにもスマホかパソコンを使わざるを得ないわけです。

それが近視に拍車をかけています。

そして、外で遊べば自然と近くではなく遠くを見ざるを得ないし、また外で遊ぶと近視を抑制する光を浴びることにもなります。

近視にならないためにスマホやタブレットを使ったら外を見る

スマホやタブレットによって近くで作業する時間が増えた

近視が進むのであれば、シンプルにそのスマホやタブレットを使う時間を短くすればいいという話になります。

しかし、スマホがこれだけ普及した現在、スマホをやめることなどできません。

まず液晶を見る距離ですが、基本は30cmn以上離れてみる方がいいわけけです。スマホなら20cm。

対象物との距離が30cm以内だと近視になりやすいことがわかっています。

また、最近の研究で1時間以上ずっとスマホやテレビ、タブレット、ビデオゲームを見続けると近視が進むことがわかっています。

ある意味、1時間になる前にちらっと外の風景をみて目の筋肉をほぐせばいいわけです。

近視にならないために1日2時間は外で活動をする

外に出るといいのは、バイオレットライトを浴びるからです。

バイオレットライトとは?ブルーライトと紫外線との間になる光のことです。

このバイオレットライトは太陽の光にはたくさん含まれていますが、蛍光灯やLEDなどの人工の光にはほとんど含まれてません。

そのバイオレットライトには近視で眼球がグイーンと伸びるのを抑制する効果があります。

とにかく日光を瞳に通過させるだけで、近視の進行を抑制させる可能性があります。

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#川本晃司 #スマホ #読書感想文 #推薦図書

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