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【羽根田治】これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集【読書感想文】
この本はアウトドアでうっかり命を落とさないように意識すべきポイント を教えてくれる本です。
自然は美しく雄大な反面、いたるところにさまざまな危険が潜んでいます。
テント内でストーブやコンロを使用してはいけない
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テント内は基本的に、タバコを含めて、ストーブやコンロなどの火器が厳禁になっています。
ストーブやコンロをつけっぱなしにしていると不注意で倒して、テントに引火する可能性があります。
なによりテント内などの密室でストーブを使うと一酸化炭素中毒になる可能性もあります。
一酸化炭素中毒で毎年キャンプ場に救急車を呼ぶ例は毎年報告されています。
溺れた人を飛び込んで助けようとしてはいけない
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川や海で溺れている人を助けようとした人が命を落としてしまうという事件はとても多いわけです。
これは救助死と言われます。
溺れている人はパニックで助けにきた人にしがみついてくるから、助けにきた人も一緒になって溺れてしまいます。
そもそも、溺れている人を自分の力だけで陸に引き上げようとすることはかなり難しい。
では、どうやって助けるか?
まずは、浮くもの と 長いもの のどちらかの道具がないか探すことです。
山を登るときには、道に迷わないようにGPS機能を使う
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山の事故は年々増えていますが、その中でも一番多いのが「道迷い」です。
その後は転落、滑落、疲労、病気と続いていきます。
スマホのGPS機能をONにしておけば、県外や機内モードでも作動しています。
また、暗くなって道に迷いやすくならないためにも、日暮れギリギリに下山する計画は避ける。
常に1~2時間はゆとりを持って早め早めに行動をすることです。
クマに出会ったら、大声を出して、後退りをして逃げること
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環境省のデータによるとヒグマとツキノワグマの捕獲数は年々増えてきています。
クマと遭遇したら、まずは最初にやるべきことは、ゆっくりと後退してその場を離れることです。
それでもクマが距離を詰めてきたならば、大声で叫んで威嚇します。
動物の世界はヤンキーの世界と同じく、目の前のこいつが俺より強いか?を探り合っている状態です。
クマに自分、いや人間が弱いということを行動や声、表情で悟られてはいけないということです。
それでも襲ってきたら、うつ伏せになり、量を首の後ろに組んで防御態勢をとってやり過ごすことです。
天による川や沢の増水で死ぬ
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雨がふると、一気に雑炊して水の流れが早くなって、足元をすくわれて流されたり、落石や土砂崩れも起こりやすくなります。
突然の倒木や滑落のリスクも高まります。
そしてテントの位置も大事になってきます。
テントの位置は、基本は川や沢の近くにテントをはらずに。
川辺でのキャンプは必ず高台にテントを張ることです。
こうすれば雨が降って増水してもテントが流されずすみます。
夏なのに低体温症で死ぬ
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朝晩では想像以上に冷え込むし、雨や川、汗などで服が濡れたままだとどんどん体温が奪われてしまいます。
だからキャンプに行くときは、必ず着替えを何枚か用意しておくことです。
カタツムリやナメクジに触って死ぬ
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寄生虫に感染しているカタツムリやナメクジを触ったあとに、手を洗わず食事を取ったり、顔を触ったりすると稀にですが人間にも感染する可能性があります。
人間に感染した場合、血管を通じて脊髄や脳、視神経などに侵入して、後遺症が残ったり、死に至ったりします。
毒キノコを食べて死ぬ
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毒キノコによる食中毒の事故の大半は、食用のキノコと間違えて毒キノコを食べて起こっています。
当たり前ですが、キャンプ中に採取したキノコを食べないこと。
安易に人からもらったキノコを口にしないこと。
人から大丈夫だと言われても、安易に信じないことが大事になります。
川に流されないように注意する
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川に流されてしまったときは、仰向けの姿勢になって大の字になりプカっと浮かぶことです。
川の水流はどうしようもないくらい強い力です。
ライフジャケットを着ている場合も同じです。