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キックについて考える

今回のテーマはキックです。
シュートならば弱いよりも力強いキックをしたいですよね
パスならば正確に短いから遠いところまで蹴りたいですよね
そんなキックについて考えていきたいと思います。

キックにおける大切な「運動量」の考え方

キックはボールに力を加えることでボールが飛んでいきます。
この時に運動量が発生していてその力をボールに伝えます。
運動量とは何で決まるのか
運動量=質量×速度
質量と速度によって決まります

質量と速度を上げていくには?

質量をあげるには


Aは300gのバット Bは800gのバット
A、B同じスピードで振った時にどっちのバットが遠くにボールを飛ぶ?
ボールを投げたいです
①:手首だけ ②:肘から ③:肩から ④:体全身
どれが遠くに?速いスピードが出せそうですか?

イメージしやすいかと思い野球で説明しましたが蹴るにおいても同じ考えだと思います。
「蹴る」という動作に参加しているパーツが足先だけなのか
骨盤も肋骨も背骨もたくさん使っているのかで
重さを増やすことが可能だと考えます。
蹴るにどのパーツが使われるべきなのかですが軸足以外全て使えるのが理想です。

速度をあげるには

次に速度についてですが
例えば止まりながら蹴るのと走りながらでは当然違いますよね?
何の測度が上げれるか考えてください。

足を振るスピードと助走のスピードがあると考えます。
助走 [移動] スピードを上げるには移動がしやすい体が必要になります。
今回のテーマとは少し離れるので簡潔に説明すると
前に進むために【越えやすい】と【重心の高さ】
この2つが非常に重要なキーワードになってきます。

足の振るスピードですがサッカーにはフリーな時とマークに付かれている時では蹴るまでに時間が多かったり短かったりすると思います。

時間的制約の中でのキックの考え方

サッカーには時間的制約のあるスポーツなため様々なキックが必要だと考えます。
例を上げるとフリーキックとプレー中の相手がボールを奪いに来てるときでは違うような結果になるのが分かるのではないでしょうか?
フリーキックのような時間的制約が無い状態ではよりたくさんのパーツで蹴り、助走のスピードも上げていくことで強いシュートが可能ですが
時間的制約がある状態ではそうはいきません。
その場合にはブレーキングシステムを採用するのが良いかもしれません。
よく見るのは相手を抜ききらず外してシュートを打つシーンで見られるかもしれません。
走ってきて軸足でブレーキをかけて蹴り足の振るスピードを上げることで素早く蹴ることが可能です。

大きい運動量を蹴り足の小さいパーツに壌土して質量は小さくなりますが速さが出る、これがブレーキングシステムのメリットになります。

様々な理論があると思いますが万能なものはなかなかありません。
メリットとデメリットを理解していくことが大切と考えます。

手足を長く使う

ここでは質量、速度を互いに上げていくのに
非常に重要なポイントになります。
腕を上に下に横に動かしたときに鎖骨、肩甲骨同じぐらい動いていますか?
肋骨までも動きますか?
足も同様にキックするときに膝下しか動かないよりも大腿骨、骨盤、お腹まで動くと質量増えると思いませんか?
ここでは手や足を引き伸ばして長くするみたいな考えではなく
機能的に長く使えるようになりましょう。

次に速度の話ですが質量とは何かご存知ですか?
質量とは物体の動きにくさを表した数字になります
質量が増えると動きにくなります。
早くしたいなら質量を減らす必要が有ります。
なら質量増やしていいの?と疑問に思うと思います。

スポーツにおいて体幹が大切と聞きませんか?
体幹は運ばれる側になるので大きいと動きにくいので
手や足を長く使うことで体幹を減らしたいという考え方になります。
ここでは慣性モーメントを理解するとより分かりやすくなると思います。

【慣性モーメント】

慣性モーメント
止まっている物体を回転させるときの周りにくさを表しています。
腕を伸ばして回るのと腕を折りたたんで回るのでは手の長さが違うことで周りやすさが変わっていきます。

さっき手足長くするって言っていたけど逆効果なのでは?
長い手足を長い状態で使うと動かしにくくなりますが
操作点を体の中心部になればなるほど速く動かせることになります。

例えば腕を動かすときに
指先に意識的に操作して腕を振るのと
鎖骨を動かす意識で腕を振るのでは違うと思います。

足も同様です
シュートを打つときに足先なのかお腹を動かすつもりで
蹴るのかでは違いが出ると思います。
このあたりに関しては実際に動いてもらうほうが良いと思います。

足の振り方

続いては足の振りに関してですが
シュートをふかす、バックスピンをかかるようにしか蹴れない
などの悩みのある方はここでのイメージが重要になると思います。

振り子の軌道

振り子の軌道の図になっています。
足をこのように動かすとしてボールを蹴るとしましょう
B方向へ蹴るとします
最下点よりもA側にあればボールの下を蹴ることが多くなりバックスピン回転や上にいきやすくなります
最下点よりもB側なら良いのでは?
トップスピンで良さそうに見えますがほとんどの人は上のキックのためそもそも打つのが難しい、ダフってしまうことがよくあると思います。
ならどのようなキックが良いんですか?と思うと思います。
振り子のようなキックをすると
骨盤が後傾しおしりが下がってしまうような状態です
リフティングしているときにこの減少をよく見ますが…

振り子のデメリットですが上記のことともう一つ
股関節を支店にして蹴るということです。
股関節を支店にすると骨盤より上は使うことが難しく
質量を増やすことが難しくなります。

話は戻り足の振りですが
骨盤[寛骨]を前に出しながら…もっというと
上に上げながら前に出しながら蹴りたいです。

これらを可能にするためには何が必要なのか
肋骨と骨盤の位置関係が重要になります。

一例ですが
骨盤を前に出したいときに肋骨が下に下がっていると
骨盤は前に動くスペースがなく前に行けません
なので肋骨が下がっている場合は上に上げる必要があります。

レッスンについて

・料金
一回 3000円
(料金は変更する可能性があります)

・場所
滋賀(草津、大津) 京都(梅小路公園) 大阪(安満遺跡公園)
(上記は交通費1000円)
(上記以外の場所に関しては追加で交通費をいただく場合があります)

・時間
90分〜120分
(年齢により変更します)

・その他
場所や交通費については相談してもらえればお互いの納得行くように変更できるように努力します。

・申し込み
名前、年齢をSNS、DMまでお願いします


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