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【366日】アラサー世代に涙…。HYの名曲と過ごした学生時代を懐かしみ「ほっこり」した今を感じる映画

1. アラサー世代に刺さる、音楽と映画の融合


『366日』は、まさにアラサー世代の心に響く映画でした。

HYの名曲に思い出を重ねてきた人なら、間違いなく感情を揺さぶられるはずです。

私自身、青春時代にカラオケで何度も歌った『366日』。

南沢奈央さんと溝端淳平さんが出演したMVが流れていた頃が懐かしく、映画のタイトルを聞いた瞬間から観ると決めていました。

事前に『ボクらの時代』でキャストの対談を観て、作品に込められた思いや撮影秘話を知ることで、より一層ワクワク感が高まりました。

そして映画館で鑑賞したとき、その期待を大きく超えていく作品に出会えたことに感謝しています。


2. 「366日」が流れる、その瞬間


映画を観る前から、「一体どの場面で『366日』が流れるのか?」と期待していました。

映画のタイトルにもなっているこの曲が、どのような演出で使われるのかが、この作品の最大の見どころのひとつ。

そして、その瞬間が訪れたとき——思わず涙がこぼれました。

「ここで流れるのか…!」という驚きとともに、楽曲が持つ切なさと映像が完璧にシンクロし、感情を一気に持っていかれました。

音楽と映画の相乗効果がここまで心を揺さぶるものなのか、と改めて実感。

まるでライブで好きなアーティストのイントロが流れたときのような高揚感を覚えました。


3. HYの名曲が紡ぐ、もうひとつの物語

『366日』だけでなく、HYのもうひとつの名曲『AM11:00』も序盤に流れます。

この曲が流れた瞬間、「おぉ…!」と思わず声が出そうになりました。

イントロの響きが、過去の思い出を鮮明に蘇らせるようで、音楽の持つ力を改めて感じました。

また、個人的に『AM11:00』といえば、ニッポンの社長のコント「ケンタウロス」。

何度も観て、辛いときに救われた大好きなネタです。

そんな思い出とともに聴くこの曲が、映画の中でどんな風に彩られるのか、とても楽しみにしていました。

この映画は、単なるラブストーリーではなく、HYの楽曲とともに、それぞれの観客の思い出を呼び起こす“時間旅行”のような作品でした。

4. サプライズ登場!溝端淳平の存在感


そして、この映画の大きなサプライズ——溝端淳平さんの登場。

事前情報なしで鑑賞していたので、スクリーンに彼が映った瞬間、思わず「マジか…!」と驚きの声が漏れてしまいました。

映画館でも、同じように驚いた観客の反応が伝わってきました。

この登場には、HYのMVの記憶がある世代ほど、強く胸を打たれるのではないでしょうか。

映画と音楽、そしてMVという映像文化が、ひとつの作品として繋がる瞬間を体験できたのは、本当に貴重な体験でした。


5. 音楽と映画の最強タッグ、新たな名作の誕生


『君の名は。』や『すずめの戸締まり』で見せた、新海誠監督とRADWIMPSのように、音楽と映像の相性が抜群の映画でした。

改めて、音楽と映画が持つ力を感じ、ひとつの楽曲がこれほどまでに物語を引き立てるものなのかと感動しました。

HYの楽曲に思い入れがある人にとっては、間違いなく特別な作品になるはず。

そして、楽曲を知らない人にとっても、この映画をきっかけにHYの魅力に気づくきっかけになるのではないかと思います。

2025年のベスト映画候補に入る、心に響く一作でした。

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