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周りと差をつけるためのnote-1回5分の努力で教養人に【ホームルーム】

"知は力なり" 

by フランシス・ベーコン




宇宙の新たな見方を発見したアインシュタイン、
芸術や科学の多岐に亘る分野で活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチ。


圧倒的な才能を神から与えられた「天才」たちを一度でも羨んだ過去を持つ者は少なくないはずである。


他方で、自らが「天才」になるためには、生まれ持っての才能や並外れた努力など、あまりにも多くのものが我々に欠けていることに気づかされる。我々は「天才」になることを諦めなければならないのである。

しかしながら、「天才」になることはできなくても、持ち合わせたポテンシャル以上に自分を賢く見せることは、少しの工夫と技術でできるのではないか。そうしてそうした欲求は、多かれ少なかれ誰もが持っているものではないか。それが、このノートの出発点である。


自分はいわゆるホワイトカラーのサラリーマンで、職場では「頭の良さ」による勝負が求められる(体力も勿論重要な要素ではあるが)。同じような立場の方で、以下のような経験をした方はいないだろうか。

・自らのものと大して変わらないのに、頭いいキャラの同僚による提案の方が、社内の会議で採用される
・優秀な上司の発言は、凡庸なものであったとしても、実は裏の意図があるのではないかと周囲から受け取られる。


こうした同僚や上司と、我々の間にある差は、深遠な知識や重厚な経験の多寡、ましてや単純な頭の良さに起因するものでは必ずしもない。あの人が言っていることは、きっと確かな知識や経験に裏打ちされたものであると、周囲から思われるための技術こそが不足しているのである。


そして、こうした技術は、サラリーマンにのみ求められるものではない。単に物静かなだけなのに、あいつはきっと心の中ではすごいことを考えているに違いないと同級生から推測され、下手なことが言えなくなってしまった高校生。ライブ配信で少しの無知を露呈したところ、「こんなことも知らないのか」と批判的なコメントが寄せられたYoutuber。たまたま大喜利が強いだけで、報道番組のコメンテーターとして呼ばれることになったが、学がなく、発言の薄さを指摘されるセンス系芸人。情報の入手が以前に比して格段と容易になり、無知が「努力不足」に還元される現代社会において、かかるリスクは、もはや万人が抱えているといっても言い過ぎではないだろう。


以上のような信念に基づき、このノートでは、学校や職場といった組織におおいて、少しでも周りと差をつけるための技術を考えていく


情報過多の現代においては、最低限キャッチアップすべきものを押さえることに皆必死で、自らの人生に厚みをもたらすような、確固たる知識を得るために割くことのできる時間など限られている。だからこそ、このノートの中で想定する技術は、時間をかけて丁寧に身につける類のものではなく、少しの努力で誰にでも実践できる「浅はか」な技術である

とは言いながらも、こうした弥縫策の繰り返しの先には、つまらない小手先の技術に頼らずとも、教養人として自然に振る舞うことができるようになった未来の我々が存在しているべきであり、そのステージに到達したあかつきには、ここで身につけたことが、本当の意味での知識の定着につながり、ベーコンの言う「力」となることを信じてやまない

このnoteが、そうした浅くて深い試みの一助になることを心から願い、早速、次回の記事から、本題に入って行く。

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