セカンドハーフ通信 第78話 長野のスーパー ツルヤ
長野のスーパー ツルヤ
長野県に住む人は皆よく知っていると思うが、ツルヤというスーパーがある。ツルヤはいわゆる田舎のスーパーではない。私の知る限りナンバーワンのスーパーだ。
品揃えは東京の高級スーパーにも負けない。ナチュラルチーズの種類も豊富で、ジャージー牛の牛乳もある。「あっ、これもあった!」と驚くものも少なくない。田舎のスーパーのラインナップは渋いという考えはここでは通用しない。
次に価格が安い。東京のスーパーなら2割増だと思うものが少なくない。一般に地方の物価は安いので、ツルヤも例外ではない。産直の野菜やくだものなど、新鮮で安い。
一番すごいと思うことはプライベートブランドが充実していることだ。長野の生産者とタイアップして様々な日本酒やワインを販売している。また、ドライフルーツのプライベートブランドもあり、種類も多い。長野はフルーツ王国であるとともに、ドライフルーツの業者さんもいるのでノウハウもあるのだろう。
ツルヤは消費者があったらいいなというものをどんどん商品化している。それも通常よりも優れたものや価格が安いものが多い。
もちろんここでいいたいのはツルヤの宣伝ではない。高品質な商品を手頃な価格で揃えているところに彼らの努力を感じるのだ。「なんだ、やればできるじゃないか!」とうれしくなる。
要は会社としての企画力であり、行動力であり、顧客視点なのだということを本当に納得させられる。
家人には「そんなに好きならツルヤに就職すればいいじゃない」といわれるが、そういう意味ではないのだが。
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