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高いところから落とせば、死んだ猫でも跳ね返る?
8月5日、日経平均株価は4451円も暴落し、1987年10月の「ブラックマンデー」(3836円安)を超える過去最大の下げ幅を記録した。しかし、翌6日には一転、一時3400円を超える(終値で3217円高)急反発を見せ、その上げ幅もまた「ブラックマンデー」翌日(2037円高)を超える過去最大となっている。
この相場をスルーした私。
こんな相場を、
「デッド キャット バウンス」という。
ウィキペディアによると、株価大幅下落後の一時的な小幅回復を意味し「高いところから落とせば、死んだ猫でも少しは跳ね返る」という意味でウォール街で使われ始めた相場の格言だ。
猫にとっては、ずいぶんな例えである。
今回の日経平均株価の暴落後の回復は、まさにこれだ。
要因はいろいろあるようだが、
一番の要因は日銀の利上げ発言だったようだ。
日本の消費は未だ低迷しており、利上げ出来る環境にないのに、まさかの利上げ発言。
加えて米国では利下げの可能性が高まっているので、ここから日米金利差の縮小が予測された。
低金利の為替は売られ、高金利の為替は買われやすいので、ドルを売って円が買われる。
こうなると、円高傾向だ。
円高傾向ということは、
日本の収益の大部分を占める輸出企業に円高による収益悪化が予想される。
こうして日本株が売られることになる。
今回は、予想以上に日本株が売られて暴落したようだ。
私は、このタイミングの数日前にドル売って円で利益を確定させていた。円高への微々たる加担だった。
しかし、ドルを売っただけで喜んでいる場合ではなかった。
一度に売られすぎた株は、一時的に買い戻しが起き、一気に値上がりすることが良くある。
今回も日経平均株価は、翌日6日にちゃんと値上がりした。
ここから先は、売る人と買う人が入り乱れるので予測は難しい。日経平均株の買い場は、8月5日のみだった。
この日が買い場だったと思わず、私は怖くてスルーした。実は「デッド キャット バウンス」の前兆だったのだ。
「デッド キャット バウンス」
覚えておこう!
今後役にたつかもしれない。
だが、今となっては日本株の売買は休んだ方が良い。
休むも相場
「猫はこたつで丸くなる」のだ。