海外旅行の際によく聞かれた質問と役立った英会話フレーズ
先日から記事をポストしている通り、ヨーロッパ旅行へ行ってきたのだが、英語(が通じる)圏へ出かけるのは久しぶりだった。
僕自身、仕事で英語を使うことはごくたまにあったものの、日本の生活で日常的に会話で使うことはほとんどない。そのためあまり自分の英語に期待せず渡欧したのだが、なぜか前よりも英語が話せるようになっているというか、スラスラと口から出てくるような感覚があった。
要因としては、普段から英語で映画を観たり、Youtubeなどで英語関連の動画を観ていたので知らない間に耳が慣れていたこと、普段からシンプルに物事を言語化するよう意識していることなどが挙げられる。
しかしそれだけではなく、旅行していると頻繁に聞かれる質問や、頻繁に出くわす場面があることに気づき、各シチュエーションでどのようにアウトプットするべきかを考えながら旅していたことも要因としてあったと思う。
つまりそのような表現だけインプットしておけば、だいたいの場面でなんとなく対応ができるのだと気付いた。
今回の記事では、旅中頻繁に聞かれた質問や、頻繁に使った英会話フレーズをまとめておこうと思う。
よく聞かれた質問
For here or take-away?
カフェやレストランに入ると必ず聞かれるのがこの質問。
店内で食べるか、テイクアウトするかの質問だ。
take-awayはブリティッシュな表現で、テイクアウトのこと。ヨーロッパ圏ではtakeoutよりもtake-awayが使われることが多かった印象。
店にもよると思うが、店内で食べるほうが若干料金が高かった気がする。
僕は途中から、この質問を聞かれる前に"Could I eat something here?"や、"Could I grab a coffee for take-away?"などのように店員とコミュニケーションしていたので、途中からはあまりこの質問を聞かれなかったが、何も伝えないと必ずされる質問だった。
"Here, please."とか、"Take-away, please."とか答えておけばいいと思う。
You wanna pay by card or cash?
この質問もスーパーやカフェではほぼ必ず聞かれた。
代金をカードで支払うか、現金で支払うかの質問だ。
僕はカードで支払うことがほとんどだったので、"Card, Please."とか、"Can I pay by credit card?"とか言っていた。
質問を聞かれる前に、Can I pay by credit card?と聞いておけば、大体の場合"Sure."とか"Of course."のように返答が来るので、カード読み取り機にカードをかざせばOK。
ちなみにヨーロッパではほとんどのお店でVisa Touchが普及しており、クレジットカードをお店の端末にタッチするだけで特にPINを入力することもないので、決済が本当に楽。
たまに決済エラーが出て支払いできないことがあるので(旅中3、4回あった)、クレジットカードは複数枚、現金も少し持っておいたほうが安心だと思う。
You need a receipt?
これもお店での支払い後に必ず聞かれる。
「レシートいりますか?」という意味だ。
僕は念のためもらうことが多かったので、"Yes, please."のように返答をしていた。
レシートがいらない場合は、"No, thank you."と答えればOK。
How can I help you?
昔ほど聞かれる頻度は減った気もするが、お店の中をウロウロしているとたまに店員から聞かれることがある質問。
「何かお探しですか?」とか「何かお手伝いしましょうか?」のような質問だ。
店内の商品を見ているだけのときは、"Thank you. I'm just looking."と答えればいいし、何か探しているときは、"Do you have ~?"のように欲しい商品があるかを聞けばOK。
How was that? / Everything's Okay?
レストランやカフェなどで食事をした後、店員からコミュニケーションとして聞かれることが多い質問。
「料理どうだった?」とか「食事楽しめた?」のような質問だ。
僕は条件反射のように、"100%!"や、"Perfect!"、"Beautful."のように満足感を伝えていた。
プラスで"The dessert was awesome."のように、特定の料理が特にヤバかった、みたいなことを伝えられると最高。
店員との気持ちいいコミュニケーションは、日本だとカジュアルに経験しづらいことでもあると思うので、こういった質問にすぐに対応できると旅行が楽しくなると思う。
よく使った質問や表現
Could I ~? / Can I ~?
よく使った表現一位がこれ。
「〜してもいいですか?」という意味だが、この表現を使えばいろんな場面に対応できる。
"Could I grab some coffee?"であれば、「コーヒー買えますか?」という意味だし、"Can I eat something here?"であれば、「ここで何か食べて行ってもいいですか?」という意味。
飛行機のなかで、"Beef or chicken?"と聞かれたら、"Can I get chicken?"といえばOK(もちろん"Chicken, please."でも良い)。
ちなみにCould I ~?のほうが少し丁寧な表現の仕方で、Can I ~?はややカジュアルだが、あまり気にしなくても良さそう。
Sorry?
この表現も相当使った。
「もう一回言ってもらってもいいですか?」という意味での"Sorry?"だ。
ヨーロッパ人の英語は人によって癖のようなものがあり、聞き取りにくいこともある。
そんなときは遠慮なく"Sorry?"と聞き返せば、ほとんどの人が嫌な顔せずもう一度言い直してくれる。会話の内容がわからないままなんとなく進んでいくと旅がつまらなくなるので、積極的に聞き返すのが良いと思う。
ちなみに、"What was that?"などの表現も同じ意味なので、好きな方を使っていいと思う。
Let me ~.
この表現を使えると、会話の主導権を握れる感じがある。
「〜させてください」という意味だが、直訳すると「私に〜するのを許してください」とかそんな感じのイメージなので、日本語的観点からすると少し違和感があるかもしれない。でも英語の会話の中ではかなり多く使う表現だと思う。
僕が旅中によく使うのは、"Let me think."とか、"Let me think for a while."のように、「少し考えさせてください」という表現。
カフェやレストランでメニューを見ていて、まだ何を注文するか決まっていないときに時間稼ぎのために使うことが多かった。
すぐに店員がオーダーを聞きに来るカフェも多いので、この表現を使えると焦ることなく注文することができていいと思う。
Do you know where ~ is?
「〜はどこですか?」という意味。
今やいつでもスマホでGoogleマップを使うことができるので、人に道を聞くことも少なくなったが、Googleマップで見つけられない場所や建物の中で目的の場所を見つけたいときに、この表現を使って人に尋ねることがあった。
例えば、僕はパリでケ・ブランリ美術館を訪れた際、植物と融合した壁に行きたかったのだが、スマホで調べても場所がよく分からなかった。
その際近くにいた係員に、"Do you know where the botanical wall is?"と質問したところ、すぐに教えてくれたので、暑い中無駄に探し回ることなく目的地にたどり着くことができてとても助かった。
No worries.
この表現はいろいろな場面で使えると思うが、ここでは「どういたしまして」の意味。
観光地に行くと、外国人の観光客から写真を撮ってと頼まれることが結構あった。
その際"Thank you."と言われるので、"No worries."と答えればOK。普段英語を喋っていないとこのような簡単なやり取りでも言葉が出てこないことがあるので、覚えておくと英語が喋れなくて無駄に凹むことがない。
他には、"No problem."、"Anytime."、"You're welcome."のような表現でも同じような意味なので、好きなものを覚えておけばOK。
You too.
海外だと、カフェで支払いをして店を出るときに店員から"Have a nice day."とか"Enjoy your day."のように声をかけてもらえることがかなり多い。
日本語に訳すと「良い一日を!」のような意味だが、日本だとこんなことを言われることはめったにないので、とっさに返答が出てこない。
このように言ってもらえたら、「あなたもね」という意味の"You too."をとっさに返せると気持ちよく店を出ることができる。
僕も久しぶりの海外で慣れておらず、旅の最初らへんは微笑むだけで何も言えなかったり、単純に"Bye!"と答えたり、ワンテンポ遅れて思い出したかのように"You too!"ということが多かった。
しかし現地の人たちは息を吸うようにこのコミュニケーションをしていたので、途中から見習って条件反射的に頭に叩き込んだ。
まとめ
より複雑な質問などに対応するには総合的な英会話力を高める必要があるので、聞き取れずに困る場面もあるかもしれない。
しかしとりあえず今回紹介した表現を頭に入れておけば、後は会話の雰囲気でなんとかわかることもあるかと思うので、海外旅行に行く際は参考にしてみていただければと思う。
この旅で英語を喋ることの楽しさを改めて感じたので、僕もこれからもっと勉強したいと思う。